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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第8章 冥府の門編
第37話 三つ巴の戦い
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られることになる。
「……けんなー、イグニール!!」
その声に、イグニールは呆れた様子で口を開く。
「バカが…話は後と言ったろうが…」
「今…言えー!!」
イグニールの言葉に、ナツは反発するように言葉を発すると、イグニールの翼にしがみつく。
「なんで急にいなくなった!しかも、俺の中にいただと!」
「ぬう…」
イグニールは言葉を詰まらせて呻き声に似た声を上げる。
「それに、お前らはスティングやローグに殺されたんじゃないのか!!」
「このガキ…」
「状況をわきまえられないのか…」
バイスロギアとスキアドラムも、ナツの様子に酷く困惑している様子であった。
「777年、7月7日に何があったんだ!!!」
その怒号は、地上にいるフェアリーテイルのメンバーや、その場にいる全ての者の耳に届く。
ガジルやウェンディ、スティングやローグも、ナツと同じ疑問を持っていたことから、イグニールの言葉を待っている様子であった。そんな様子を横目で見たアレンは、ウルキオラとの戦闘をしながらも、苦笑いを浮かべる。
「こりゃ、ゲロッちまうしかないんじゃないか!!イグニール!!!」
アレンの、何かを知っているような口調に、ナツ、ガジル、ウェンディ、スティング、ローグは目を見開く。
「アレンの奴…何か知ってやがんのか…」
「アレンさん…まさか…」
ガジル、ウェンディはそんなアレンの言葉に、困惑を見せる。そんな折、アクノロギアがイグニールへと突進してくる。
「やかましい!貴様は黙っとれ!!アレン!!!」
その攻撃を避けるようにして、イグニールは大きく身体を動かし旋回する。
「う、うわあ…!」
その圧倒的なスピードに、ナツはイグニールの翼から振り落とされ、空中に投げ出される。だが、だが、イグニールの左手がそんな投げ出されたナツをしっかりとキャッチする。
「お前たち!!!」
「「ああ!!」」
イグニールは、スキアドラムとバイスロギアに声を掛け、その意図を読み取った2体は、イグニール同様大きく息を吸いこむ。そして、3体の竜は、吸い込んだ息を思いっきり吐くようにしてブレスを発動させる。そのブレスは融合したように重なり合うと、アクノロギアを包み込むように、強大な球体を形成する。その様相はまるで天に輝く星のように、圧倒的な熱と光、力を有していた。その力をまじかで見たナツは、驚きのあまり、目を座らせる。
同じように、その強大な力を感じ取ったフェアリーテイルのメンバーは、狼狽したように口を開いた。
「…あれが…」
「火竜の咆哮…」
「白竜…影竜の咆哮か…」
エルザ、ルーシィ、ミネルバが驚愕の表情をもってそれを言葉にする。
マルドギールとの戦闘を終えたグレイ、ジュビア、スティング、ローグそしてエクシードの3人もフェアリーテイルが集まる場所へとたどり着く。
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