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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第8章 冥府の門編
第36話 vsウルキオラ
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ミ共の相手でもしていろ…」
「はっ…まあ、それはそれで、悪くねえか…」
ウルキオラはフェアリーテイルのメンバーへ視線を移しながら言葉を発すると、バルファルクは仕方ないと言わんばかりにエルザ達へと歩みを進める。
「ッ!ま、まて!!…っく!」
アレンは、仲間の元へと歩みを進めるバルファルクを止めようと詰め寄るが、瞬時に現れたウルキオラにそれを遮られる。
「お前の相手は俺だ…」
「どけ!ウルキオラ!」
アレンはウルキオラへと怒号を飛ばすが、ウルキオラから発せられる圧倒的な力に、押し返される。
「俺以外の奴と戦いたければ…俺を倒してからにしろ…」
「くそっ…」
アレンは体勢を整えながら悪態をつく。バルファルクがゆっくりと迫ってくる様相に、エルザ達は恐怖を覚えたが、皆が意を決したように立ち上がる。
「…やるぞッ!」
「ウルキオラに比べれば…」
「大したことはない…」
エルザ、ラクサス、カグラが力強く言葉を放つ。
「言ってくれるな…人間の分際で…」
バルファルクはそいうって魔力を解放するが、それと同時に彼方の空に圧倒的なまでの畏怖を覚え、ガバッと空を見上げる。
「これは…まさか…」
バルファルクのその様子に驚いたエルザ達であったが、直後、ガジルとウェンディがバタッと倒れこむ。
「ガジルッ!!」
「ウェンディッ!!」
そんな2人に、レヴィとシャルルが心配そうに声を上げる。
「…ほう?これが…」
ウルキオラもその存在に気付き、空を見上げる。
「嘘だろ…こんなときに…」
アレンは苦虫を噛み砕いた様子で悔しそうに表情を歪ませる。
「な、何だってんだ…一体…」
ラクサスが小さく呟くと、バルファルクがニヤッと口角を上げる。
「なんだ…わからないのか?アレンを殺しかけた存在だ…」
その言葉に、ラクサスだけでなく、その場にいる全員が驚きの表情を浮かべる。
「そ、そんな…まさか…」
「あ、ああ…」
ミラとルーシィは何かに気付いたように狼狽している。
「…アクノロギア…思ったよりも早く復活してきたな…」
ウルキオラの言葉に、アレン含め、皆の予測が核心に迫る。
―ゴオアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!
そして、聞きなれた…いや、もう二度と聞きたくはなかった咆哮が冥界島を、マグノリアを王国を駆け巡った。

急な動機に苛まれているナツ、スティング、ローグは、胸を押さえ、浅く速い呼吸を繰り返していた。
そんな中でも、先ほどのゼレフの言葉に衝撃を受け、言葉を返す。
「アクノロギア…だと?」
「フィオーレクライシスの…元凶…」
「本当に…死んでいなかったのか…」
ナツ、スティング、ローグの問いに、ゼレフは静かに答える。
「そうだよ…そら、来たよ…」
ゼレフの言葉を受け、5人は空を見上げる。そして、絶望する。
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