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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第8章 冥府の門編
第36話 vsウルキオラ
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、その安心は長くは続かなかった。
「その本は僕のだ…。そろそろ返してもらうよ…マルドギール」
ウルキオラとはまた違う、邪悪な魔力を感じ取ったナツ達は、目を見開きながらその声の元へと振り返る。
「て、てめえは…」
「ゼ、ゼレフ…」
グレイ、ジュビアがひどく怯えた様子で言葉を放った。ゼレフの姿を捕えたマルドギールも、驚いた様子であった。
「マルドギール…君はよくやったよ…アレンの支配も、ENDの復活もあと一歩だった…」
ゼレフは、ENDの書を片手に、歩みを進める。
「もう眠るといい…」
ゼレフの言葉に、アルドギールは地に伏した状態で身体を震わせる。
「マルドギールは…あなたの望みを…叶えることは…」
「君には…無理だ…」
ゼレフはそう言って、指を鳴らす。すると、マルドギールの身体は紫色を帯びた煙となって一冊の本へと変わる。そして、その本は炎に包まれ、消失する。
その様子を見て、ナツが怪訝な表情でゼレフに問いかける。
「てめえの作った悪魔じゃねーのか!!」
「そうだね…でも、もういらないからね…」
ゼレフの言葉に、ナツは身体を震わせて怒りを露にする。
「てめえは自分の作った…ッ!」
ナツはゼレフに詰め寄ろうとするが、急に心臓を掴まれたような痛みと動悸に苦しそうにして見せる。同じように、スティングとローグも心臓を抑え込んで倒れこむ。
「ッ!ナツ!!」
「スティング君!ローグ君まで!」
グレイとジュビアがそんなナツに駆け寄る。ゼレフはそんなナツ達の姿を見て、驚いたように空を見上げる。
「まさか…」
ゼレフの焦ったような様子に、グレイとジュビアが怪訝な表情を見せる。
「強大な魔を感じとってやってきたか…」
「ッ!一体何だってんだ!」
ゼレフの言葉に、グレイは同じように空を眺めながら悪態を付く。
「…アクノロギア…ッ!」
ゼレフの言葉に、ナツ達5人は、酷く怯えたような、驚いた表情を見せた。

アレンは、ウルキオラに放った一咬万刃花の攻撃が収まるのを見届けて、フェアリーテイルへとその身体を向ける。
「無事か?みんな…」
「「「「「「「「「「…アレン…」」」」」」」」」」
アレンの言葉に、皆は小さく呟く。それ以上の言葉を発することのできなかったが、ラクサスは怪訝な声で、小さく呟く。
「アレン…その右目…」
ラクサスの呟きに、皆は思い出したように表情を曇らせる。
「ああ…これか?…まあ、両目がある時よりも視界は狭くなっちまったが…元が強いからちょうどいいわ!」
アレンは笑って見せるが、皆の表情に笑いが起こることはなかった。アレンがいかようにしてその右目を失ったのかを知っている皆からすれば、その心情は計り知れない。まして、目を失った瞬間の叫びを、キョウカにより目の前で目玉を潰される様を見ていたルーシィ、ウェ
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