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レーヴァティン
第二百五十七話 酒の後でその四

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「そうした場所は」
「そこは人それぞれやな」
「行く人もいますが」
「行かんモンもおる」
「女の人も」 
 この世界ではだ。
「そちらのお店もあるであります」
「そやねんな」
「男dだけが楽しむではなく」
「女の人のお店もあってな」
「行けるのがいいであります」
「そやな、世界におるのは男だけやない」
 耕平はワインも口にして話した。
「女の人もおるさかい」
「女の人のお店もあっていいであります」
「そやな、しかしな」
「しかし?」
「そうしたお店はやっぱり病気が怖いわ」
 性病がというのだ。
「どうしてもな」
「この世界でもあるでありますからな」
「治るけどな」
「梅毒もエイズも」
 どちらの病もこの世界にも存在している、性病もまた人類とは切っても切れないものであるということだろうか。世界は違おうとも。
「治るであります」
「この世界屋とエイズもな」
「そのことはいいことでありますが」
「なると厄介や」 
 治るにしてもだ。
「性病ってもんは」
「そこが問題であります」
「コンドームはありますが」
「使わない不貞な人もいますので」 
 紅葉と夕子は共に飲みつつ話した、二人共顔はすっかり真っ赤になっている。
「どうしてもです」
「問題は存在しますね」
「妊娠もですが」
「性病もです」
「そして英雄さんも」
「そのことは」
「安心しろ、使うべき時は使っている」 
 英雄は二人に表情を変えず答えた。
「その時はな」
「そうならいいです」
「そこを押さえておられるなら」
「くれぐれもご注意を」
「ああした病気は怖いので」
「わかっている、俺も身体を腐らたくはない」
 英雄は梅毒を念頭に置いて答えた。
「防げるのに防げなくな」
「そうならいいです」
「エイズも怖いですが」 
 二人はお互いで話した。
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