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Fate/WizarDragonknight
救出
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り再生をしているように大きくなっていく。

「おいおい……」

 トレラアルディガイザーの腕を止め、じっくりとムーンキャンサーを観察することにした。
 ムーンキャンサーの首がだんだんと長くなり、その頭部はより尖っていく。
 その体もまた巨大化していく。すぐにもトレギアの体を圧し潰さんとしていくそれは、やがて洞窟を破壊した。
 崩落の合間を縫って、落石より脱出するトレギア。
 振り向き見上げると、先ほどまでのムーンキャンサーとは全く異なる姿となっていた。辛うじて頭部の形にいままでのムーンキャンサーの形は残っているが、オレンジの体色は完全に消失している。赤い筋肉質の肉体を、銀色の外骨格が覆っている。

「これが……ムーンキャンサーの……本当の姿か……!」

 ムーンキャンサーは吠える。
 そして、音速以上のスピードで、それは上空へ空飛高く飛翔していった。
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