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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第8章 冥府の門編
第34話 vs九鬼門
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「九鬼門共の失策で勘違いさせてしまったようだが、貴様ら人間如きでは、このマルドギールを倒すことなど不可能だ」
「関係ねぇ…てめえらは、アレンを…仲間を傷つけた!絶対に許さねえ…」
ナツはそう言い放ち、
マルドギールに炎を纏った拳を振り上げた。

それ以外のメンバーであるラクサスやウルティア達は、ナツ達とエルザ達の援護に向かうため、歩みを進めていたが、ある者の言葉によってそれは遮られることになる。
「なるほど、多少はやるようだな」
その言葉を聞き、畏怖を覚えるほどの魔力と戦闘能力を察知したフェアリーテイルのメンバーは、驚いたように口を開いた。
「てめえが…ウルキオラ…」
ラクサスが低く唸るような言葉を発する。
「ほう?俺の名を知っているのか?お前に会った覚えはないんだが…そうか、そこのゴミから情報を得たか…」
ウルキオラはそう言って、ラクサスの後方に控えるルーシィに目線を向ける。ルーシィは「ひっ…」と小さく悲鳴をあげる。
「…ゴミだと?」
ジェラールが怒りを含ませた言葉を発する。
「…ちっ!こいつ、本当にやばいやつだゾ…」
「アレンさん以上の魔力です…」
ソラノとユキノが震える声で呟く。
「ほう?ゴミにしては中々の推測だな…」
ウルキオラはそう言って魔力を解放する。その魔力にフェアリーテイルのメンバーが目を見開く。
「こ、こいつ…」
「なんて魔力をしてやがる…」
フリードとビックスローが冷や汗を流しながらウルキオラを見つめる。
「貴様らなど、一瞬で葬り去ることができるのだが、アレンの虚化完了までもう暫くかかりそうなんでな…。折角だ。少々相手をしてやる」
ウルキオラはそう言い放つと、一瞬で姿を消し、ラクサスの腹に蹴りをかます。
「がはっ!!」
その蹴りは、ラクサスの腹に深々と刺さり、ラクサスは血反吐を吐いて遥か後方へと吹き飛んでいく。
「ラ、ラクサス!!」
ウルティアがラクサスの名を叫ぶが、それに対する返事は帰ってこない。
「なんだ、この中で一番強い魔力を持つものでこの程度か…拍子抜けも良いところだ…」
ウルキオラは呆れた様子で口を開いた。
「ラクサスッ!!」
フリードがラクサスが飛ばされた場所へと駆け寄る。だが、それはある怒号によって遮られる。
「ッ!隙を見せるなーッ!!奴から目を…ゴホッ!…そらすなーッ!!」
ラクサスが血反吐を吐きながら皆に声を張り上げる。その言葉に皆が目を見開き、ウルキオラへと視線を固定させる。
「…ほう?案外冷静だな…」
ウルキオラは表情を変えずにラクサスへと声を掛ける。ラクサスは苦しそうな表情でウルキオラを見つめる。
「(油断はなかった…神経を張り詰めていた…だが、全く見えなかった…っ!)」
ウルキオラは、ラクサスの表情からその考えを推測する。
「無駄だ…
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