第8章 冥府の門編
第34話 vs九鬼門
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自各個撃破し、フェアリーテイルを殲滅せよ」
その言葉に、キョウカとセイラを除く九鬼門のメンバーが、ゆっくりと本部の居城を後にする。
「セイラ、お前はアレン・イーグルの支配に移れ。そしてキョウカ、お前はセイラを援護する形でアレンを捕えている地下牢獄の地上入り口で護衛を任せる。もし仮にフェアリーテイルがそこまで攻め入った際には、お前の責任ですべて処理しろ」
「「はっ!かしこまりました!」」
キョウカとセイラは、マルドギールの言葉に、頭を垂れて了解の意を添える。
「私はアレンの力を支配できた瞬間に、マスターENDを復活させられるように準備をしておく。この戦いでゼレフ様の元へと大きく近づくだろう」
マルドギールはそう発しながら、キョウカとセイラと共に歩み始めた。
冥界島に乗り込んだフェアリーテイルの魔導士たちは、各自九鬼門と遭遇し、戦闘を開始する。九鬼門はその殆どがゼレフ書の悪魔であり、その戦闘能力は非常に高いものであった。1対1での戦闘では勝ち目が薄かったフェアリーテイルのメンバーであったが、数人での協力に加えて、アレンとの修行に、先の竜種との戦いでフェアリーテイルの魔導士の力は以前よりも強力なものとなっており、苦戦を強いられたとはいえ、九鬼門を撃破するに十分な力を有していた。
残る九鬼門はキョウカとセイラのみとなり、副官のマルドギールと合わせ、3人をなった。
キョウカと相対するはエルザ、ミラ、カグラ、ウェンディ、シャルルに加えて後から参戦したミネルバの6人で戦闘に臨んでいた。
「ウルキオラ様…まさかあの女共を解放していたとは…困ったものだ」
「貴様が…キョウカ…」
「アレンに拷問を加え、目を潰した女ッ!」
キョウカの言葉に、エルザ、カグラが怒りを含んだ目で口を開く。
「いかにも…中々楽しめたぞ…ふふふッ!」
キョウカの言葉に、5人は今までにない表情を見せる。
「こいつは…私が殺す…」
「いや、お前だけにやらせるわけにはいかん…」
「全員で殺す…」
「抜け駆けは許さんぞ…」
ミラの言葉に、エルザとカグラ、ミネルバが割って入る。
「ふふっ。貴様らも此方を楽しませてくれるのか?」
エルザ達はキョウカの言葉を聞き終える前に、キョウカへと飛び掛かった。
ENDの書を脇に抱えるマルドギールに相対するは、ナツ、グレイ、ジュビアに加えて、スティングとローグであった。
「まさか、九鬼門の殆どがやられてしまうとはな…」
「てめえも同じ道を辿ることになる…」
マルドギールの言葉に、ナツが静かにそれでいて畏怖を滲ませる声で答える。グレイはそんな会話を聞きながら、マルドギールの抱える本に目線を移す。
「(あれが親父の言っていたENDの書ってやつか…)」
そんなグレイの心を読むかのように、ジュビアはグレイを心配そうに見つめる。
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