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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第8章 冥府の門編
第33話 誘拐
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丈夫なのか?」
「大丈夫よ!忙しいのは終わったし、ヒノエとミノトが優秀だから私いらないくらいよ!」
ミラはガッツポーズを取りながらアレンに問いかけた。
「そう?んじゃ他のめぼしいやつにもあたってみるとするか…」
アレンはそう言って、残っているコーヒーを一気に流し込んだ。

アレンの声掛けの元、ジュビアによるグレイへのプレゼント選びをするのは、先のアレンとミラに加えて、ルーシィ、ウェンディ、シャルルとなった。
「いやー、悪いな付き合わせちゃって!」
アレンは屈託のない笑顔をルーシィ、ウェディ、シャルルに向けると、3人は微笑みながらそれに答えた。
「アレンさんの頼みなら、断れないわよ!」
「そ、それに…あの有名店のパフェを驕ってくれるとなれば…」
「乗らない手はないわね」
ルーシィ、ウェンディ、シャルルは、とても嬉しそうにアレン、ジュビア、ミラと共に歩みを進める。
このマグノリアに、最近できた最高級スイーツ店。一日10個限定の激うまパフェがあるのだが、あまりの人気とその個数の少なさに、買いたくても買えないものが多いのだ。では、なぜそんなスイーツをアレンが5人に驕ることができるのか…。それは単純な話で、その店の店主がアレンの大ファンであるためだ。加えて、アクノロギアと竜種襲来の際に王国を、マグノリアを守ってくれた礼を兼ねて、一日分のパフェをごちそうしたいと申し出があったのだ。アレンは当時、その申し入れを「気持ちだけで十分」と流していたが、店主が「時間がある時でいいからぜひ食べに来てほしい」との要望で、保留にしていたのだ。それを、今回の件で使用することに決めたのだ。
まずは、5人と一緒にその激うまパフェを堪能してからグレイのプレゼント選びへと向かった。パフェを食べた5人が、天にも昇るような美味しさと心地よい甘さに舌をうならせたのは言うまでもない。
さて、そんなこんなで小物や手作りなど、様々なものを考慮に入れながら、沢山の店を回り、ウィンドウショッピングも兼ねて、グレイへのプレゼントを選んだ。最終的に、金属製の氷の結晶を形どった、シンプルなブレスレットをプレゼントとして選んだ。ジュビアは、そんな素敵なプレゼントの入った袋を、満面の笑みで抱えている。
時刻はすっかり日暮れ前となり、アレン達は、心地よい疲労感でフェアリーテイルに足を運んでいた。
「グレイ様…喜んでくれるでしょうか?」
「皆で選んだんだもの、きっと喜んでくれるわ!」
「ジュビアさんの気持ち、きちんと伝わるといいですね!」
ジュビアの質問に、ミラとウェンディが満面の笑みで答える。仲睦まじく幸せな雰囲気であったが、それはあるものの割り込みにより、壊されることとなる。
「…アレン・イーグルだな?」
アレンはその言葉に、目を見開き、後ろを振り返る。他の6人も、驚いた様子で
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