第四章
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「モンスターは仲間にしてないがな」
「今はね、余裕が出来たら」
アルテが答えた。
「やがてはね」
「仲間にしてもな」
「今は五人で手が一杯だから」
食べて装備を揃えることはというのだ。
「それでよ」
「今はだな」
「モンスターは仲間にしないけれど」
「スライムはな」
「一番強くなるから」
モンスターの中でもというのだ。
「そうした意味でもね」
「侮れないな」
「そうなのよね」
「今度の冒険が終わったら闘技場に行くわよ」
ミリエルがアルダーに言ってきた、ズボンにブーツ、シャツの上にフルプレートのアルテ程でないがズボンとシャツの上にローブと帽子を羽織り露出は全然ないことにアブダーは内心不満を感じている。
「いいわね」
「闘技場?」
「ロマンスの街にね」
「あそこ闘技場があるね」
「モンスター同士を戦わせる」
「あそこに行くんだ」
「そうしたら」
ミリエルはさらに話した。
「またわかるから」
「スライムのことが」
「そうなるから」
だからだというのだ。
「次はそこに行くわ」
「あそこには凄いスライム持ってる人がいてね」
オーズも言ってきた。
「一番稼いでいるんだ」
「そうなんだ」
「その人も強いけれど」
スライムの主もというのだ。
「そのスライムがね」
「強いんだ」
「だからね」
それでというのだ。
「この冒険の後はロマンスの街に行こう」
「わかったよ」
「君の装備も整えて」
そしてというのだ。
「それでだよ」
「闘技場のスライムも見るんだ」
「そうするよ」
こう話して冒険を続けてだった。
モンスターから金と経験値を得て財宝も手に入れてだった。
アブダーもレベルがさらに上がり初心者から中級と言っていいまでに一気になった、そうして冒険が終わるとだった。
パーティーはロマンスの街に行き。
そのうえでアブダーの装備を整えてだった。
「それではね」
「うん、闘技場にだね」
「言った通りにね」
ミリエルはアブダーに話した。
「そうしてね」
「スライムを見るんだね」
「そうするわよ」
こう言ってだった。
五人で闘技場に行った、すると。
スライムもっと言えば全モンスターの中でも最弱のごく普通のスライムが一方にいた、そしてもう一方には。
ドラゴンそれもドラゴンの中でも最強格のゴールドドラゴンがいた、アブダーはそのドラゴンを見て言った。
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