暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第7章 日常編
第32話 記憶
[2/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、ウェンディが驚きを見せる。
「あいつは悪魔だー…俺はあんな恐ろしいやつにはあったことがねー…」
「なに!?」
「ナツがビビるほどの奴だと!!」
「そんなことが…」
「それって…あ…」
ナツのこれまでにない様子に、エルザ、グレイ、ミラ、ルーシィが驚きの様子を見せる。そんな風に驚いていたメンバーであったが、その拍子に梯子に上っていたルーシィが体制を崩し、梯子ごと落下してしまう。
「ルーシィ!危ない!」
「キャーッ!!」
ハッピーの言葉と共に、ルーシィの悲鳴が轟く中、皆がルーシィを支えようとスライディングをかましながら支えようとする。
そのかいあってか、ルーシィが地面と衝撃することは避けられたが、皆が折り重なり、饅頭のような様相を見せる。その衝撃で一冊の本が棚から落下し、開いた状態で地面に落下する。と同時に、その本が眩い紫色の光を発する。
「な、なんだ!」
「本が…」
「光ってます!」
グレイ、エルザ、ウェンディが口々にそれを確認すると、倉庫全体がその光に包まれ、その場にいる全員が悲鳴をあげるに至った。

本の光が徐々に薄まっていくのを見たナツ達は、次第に周りの状況を認識するに至る。
「なんだったんだ、一体…」
「ん?」
「あれ?」
「私たち、なぜ外にいるのでしょう…」
カグラ、グレイ、ルーシィ、ジュビアが先ほどまでいた倉庫から急に外にいることに驚きの声を上げるが、その後すぐにハッピーが叫んだことにより、その考えは消し飛ぶことになる。
「それだけじゃないよ!見て!!」
ハッピーはギルドの方へと皆の意識を向けさせる。そして、皆がギルドの方へ視線を移すと更なる衝撃が待っていた。
「ギ、ギルドが昔に戻ってる!!」
「ど、どうなってんだ…一体…」
「これは…」
「この本のせいなのか…」
ナツ、グレイ、ウルティア、エルザが狼狽したように声を発した。そんな風に驚いていると、昔のギルドの入り口から、3人の人影が歩み寄ってくるのが分かった。
「誰かでてきた!」
「ん?」
「一先ず隠れるぞ」
ルーシィがそれに気づき、ナツが誰か確認しようとするが、カグラの提案もあり、皆がギルドの正面にある資材置き場に身をひそめる。
そうしてギルドの入り口をジーッと眺めていると、先ほどの3人の人影の顔が見えてきた。なんと、子ども時代のエルザ、ナツ、グレイの姿であった。
どうやら、ギルド前で勝負をしようとしているらしく、子ナツと子グレイが子エルザに殴り掛かるが子エルザの圧勝という結果で終わる。そんな様子を見ていたナツ達が呆然とそれを見ていた。
「な、なにこれ…」
「小さいエルザさんに…ナツさんにグレイさん…」
「子どものグレイ様…とっても可愛いですわ…」
「これ、もしかして私たち…」
「過去の世界に来たってこと?」
「ま、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ