解けない誤解
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な本を探して読んでいます。
「あんたさあ、休日っていつもこんな感じなの?」
本に目をやったままベッドに寝転がって足をパタパタさせながら凰さんが聞いてきました。それよくやりますけど下着が見えてしまうので人前ではあまりやらないほうがいいですよ。
「そうですね。IS学園にくる前なら本を読むか銃器の整理かで一日終わっていましたよ」
「銃器って……そういえばそんな趣味持ってたわね」
凰さんが顔を上げて飾り棚にある拳銃を見て言いました。そんなマジマジ見ないで下さいよ。恥ずかしいじゃないですか。
「ん? 来る前ってことは、ここに来てから変わったの?」
「というより変えられたといったほうが正しいんですけど」
変わらざるをえませんよね。
「なによそれ?」
「ええ、一夏さ」
「一夏がなんですって!」
「ひい!」
一夏さんという言葉に反応して凰さんが跳ね上がって私に詰め寄ってきました!
あまりに突然だったので変な声を上げてしまいましたが……
「あんたの休日と一夏となんの関係があるって言うのよ! ま、ままままさかもう一夏とそういう関係とか言うんじゃないでしょうね!?」
「ああああああああ、頭を揺らさないでくださいいいいいいいいいい」
その上襟首を掴んで前後に揺さぶるものだから話なんて出来ません!
それに気づいたのか凰さんが手を離してくれました。
「あ、ごめん」
「お昼を戻すかと思いましたよもう……」
「で?」
そこは無視なんですね……
「一夏さんの部屋が隣なのは知ってますよね? それに加えて私は一夏さんの席の後ろなのでよく授業のことやISのことを聞かれるんです。最近の休日はずっと授業のことを教えたり、一緒にISの練習をしたりしてるんです。それだけですよ」
「そ、そう……それだけなのね」
「それに凰さんが来る前の話ですから。セシリアさんや箒さんも一緒でしたし」
「あの二人も一緒だったの!?」
ですから襟首を掴まないでくださいってば!
「え、ええまあ。同じクラスですし」
「そう、そうよね。同じクラスだもんね」
襟首から手を離した凰さんは少し下を向いてしまいました。
なんか寂しそうですね。
それはそうかも……一人だけクラスが違うせいでこういう風に頼られないし、私たちに比べて話をする時間も相当少ないはずですから。
「でも凰さんが来てから一夏さんは嬉しそうでしたよ? 話し相手ができたって」
「なんかあんたに言われても同情されてるみたいで嬉しくないわね」
「そうですか?」
そう言いながらも頬を染めてソッポを向いてしまう凰さんはやっぱり可愛いんだと思います。
「来
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