第7章 日常編
第29話 親睦
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ょっと不安がっていただけだ!」
エルザとジェラールの言葉に、皆が大笑いする。
「あの時はまだ2人も10歳くらいでなー、すっごい可愛かったんだぞー!アレンさん、アレンさん!ってよ!!」
「や、やめろ!恥ずかしいだろ…」
エルザはさらに顔を赤くしてアレンに抗議の声を上げる。
「それを言ったら、ここにいるものだけでも、ミラ、カグラ、ウルティア、グレイも子どものころアレンの紹介でフェアリーテイルに入ったではないか!」
「ええ!そうなの!私全然知らなかった…」
ジェラールの言葉に、ルーシィは驚きを見せる。
「ええ、そうよ。私はリサーナとエルフマンも一緒に、グレイはリオンとウルも一緒に、だったわね」
「そう考えると、アレン繋がりでフェアリーテイルに入った奴は、思ったよりたくさんいるんだな」
ルーシィの驚きを見て、ジェラールの言葉を補うように、ミラが口を開くと、ナツが骨付き肉に食らいつきながら呟く。
「アレンに対して恩を感じている者は多い。ソラノとユキノも子どもの頃に助けられたと言っていたな。そういえばルーシィもそうだったな」
エルザは腕を組みながら誇らしげに胸を張る。
「うん、アレンさんには盗賊に襲われてるときに助けてもらったの!確かあの時は、まだ7歳くらいだったかしら」
「あー、そういえばそんなこともあったなー。懐かしいもんだな」
アレンは思い出すように口を開く。
「ミネルバは、アレンとどういう出会い方をしたの?」
「わらわは…色々あって落ち込んでいてな…そんな時アレンさんに会ったのじゃ。泣いて落ち込んでいる私に、そっと寄り添ってくれたのじゃ…」
ミネルバは、ミラの質問に、当時のことを思い出しながら少し照れくさそうに答えていた。
「…無事に、乗り越えられたんだな…」
「っ!ああ、本当に感謝しておる…それも、このお守りのおかげじゃ…」
アレンの真剣な声に、ミネルバは首から下げ、胸の間に挟まっているお守りを出す。
「そういえば、ずっと気になっていたんだが、そのお守りは一体何なんだ?」
グレイが目を細めながらミネルバのもつお守りを見つめる。
「そいつは、守りの護符っていうアイテムだ。身に着けているだけで、物理防御力と精神防御力を上げてくれるものだ」
「そんな小さなお守りが…すげえな…いったいどれほど高価なモノなんだよ」
アレンの言葉に、皆が輝かしい目でそれを見つめる。
「んー、まあ大体S級クエストの報酬額くらいにはなるかな?」
その余りにも高額な金額に、ミネルバ含め、皆の目が点になり、次第に驚愕の表情を浮かべる。
「ちょっとまて、S級クエストの報酬額と同等ということは、1000万J…くらいということか?」
「まあ、そうなるな」
カグラの焦りとは裏腹に、アレンはしれっとした様子で答える。
「そ、そんな高価なモノだ
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