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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第7章 日常編
第29話 親睦
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うアレンに問いかけると、乗り物酔いをしてしまうナツ、ガジル、ウェンディの3人の肩がビクッと震える。最近はウェンディの、乗り物酔い防止の魔法トロイヤの効果が3人とも薄くなってしまい、ほぼ効き目がなくなっているためである。
「あー、最初は俺も馬車でと思ってたんだが、この人数だし、予定変更だ」
「おー!だったら歩いていくのか?」
アレンの言葉に、ナツは嬉しそうに答える。
「いや、さすがに歩いたら4時間コースだからな、面倒だ」
「じゃあどうするの?」
アレンの言葉に、レヴィが首を傾げる。そんな風に会話をしていると、フェアリーテイルの入り口前に着く。
「まあ見てなって…ちょっと離れてな」
皆がアレンの近くから遠ざかるように後退する。アレンは指を何度か奇妙は形に組む。そして、
「口寄せの術」
アレンがそう言うと、地面に一瞬にして黒い術式のようなものが現れ、大量の白い煙が現れる。その様子に驚いていたメンバーだったが、その白い煙が晴れると、更なる驚きが生まれる。
「「キィーーーー!!!」」
奇妙な鳴き声と共に、2体の巨大な鷹が現れる。20m弱と言ったところであろうか?まるでモンスターを思わせるような体格に、みなが驚きの表情を見せる。
「な、なんだこりゃー!!」
「大きい!!」
「鷹…か?」
「まじか…」
ナツ、ルーシィ、カグラ、ガジルが目を見開いてそれを眺めていた。鷹はぶるっと身震いしながら、床に腹ばいするようにその身を地面に預ける。
「これなら、分かれてみんな乗れるし、馬より早い。そして何より、乗り物酔いしないだろ?」
アレンの言葉に滅竜の3人の表情に笑顔が浮かぶ。他の者も、巨大な鷹をみて、惚れ惚れとした様子であった。
「さあ、翼を伝って背中に乗ってくれ」
アレンの言葉を受け、皆がそれぞれ鷹に乗り込む。アレンは皆が乗り込んだのを見届けてから、一方の鷹に乗り込むと、鷹の頭をポンッと叩く。
「道案内は俺がする。エグルは後ろからついてきてくれ」
アレンの言葉を聞き、2体の鷹は小さく頭を振る。
「言葉が分かるの?賢いわね…」
「この子エグルっていうんだ!」
エグルに乗り込んでいたウルティアとルーシィが驚いたように口を開いた。
「なあ、アレン、こっちのはなんていうんだ?」
「ああ、こいつはアギラだ」
「かっこいいな…名前も見た目も」
ナツの質問にアレンが答えると、エルザが感心したように言葉を発した。
「んじゃ、出発だ!行くぞ、エグル、アギラ」
アレンの言葉を聞き、エグルとアギラは翼をはためかせ、空へと上昇した。空を飛ぶという体験と爽快感に、皆が驚きつつも、とても嬉しそうにしている。特に、移動の度に、乗り物に乗るたびに苦痛を味わってきた滅竜の3人にとっては、他のメンバーよりも爽快感がたまらないものであった様子で、あのぶっ
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