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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第6章 英雄感謝祭編
第26話 戦勝
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ておるぞ…」
「おー、あの時の護符かー」
ミネルバは恥ずかしそうにそれをぎゅっと胸へと抱き寄せる。そんな様子を見て、収まりかけていた闇のオーラが再び発生する。
「ほう?プレゼントか?」
「…随分と親密な関係だな…」
エルザとカグラがずずっとアレンに詰め寄る。
「ちょーっと、あっちでOHANASHIするゾ…」
「情報の共有は大切だからな…」
ソラノとウル含め、4人の女性に引っ張られる。他の女性もその後ろを付いていくように移動する。
「ちょ、おい。何すんだお前ら…や、やめ…あーー!!」
アレンの悲鳴にも似た叫びが、王城前広場を駆け巡る。一部始終を見ていたラクサスと雷神衆が呆れたように口を開く。
「さ、さすがはアレンだな…」
「呆れるほどの惚れさせっぷりね…」
「…あれで本人が気づいてないってのが不思議よね…」
フリード、ビックスロー、エバが小さく呟くと、ラクサスがははっと笑って口を開いた。
「エルザにカグラ、ウルにウルティア、ミラにカナ、ソラノにユキノ、んで、さっきのミネルバって女含めて9人ってとこか?」
「いや、ヒノエにミノトも姉さんとはいえ、アレンのこと男として見てる気がするぜ…。それに最近はウェンディも怪しいから、12人ってところか?」
「ルーシィもなんだかんだ言って怪しくねえか?だから13人だろ」
「…一体どういう生き方をすればそんなことになるのよ…」
ラクサスの言葉に、重ねるようにしてフリード、ビックスロー、エバが再度ため息をつく。
そんな風にアレンの様子を見ていると、王城の方から数十人の集団が走ってくるのが見えた。その先頭の真ん中には緑色の髪を下げ、輝くティアラを頭に乗せた女性がいるのが伺えた。
「おい、あれってまさか…」
「ヒスイ王女か?」
「無事だったんだな…」
ラクサス、フリード、ビックスローが安心したように笑みを浮かべるが、ヒスイの笑顔とその様相に4人の顔から少しずつ笑顔が消えていく。
「アレンさま〜っ!!」
「ひ、姫様!!」
「危のうございます…!」
ヒスイの後を、アルカディオスとダートンが追いかけている。
甘い声で、一目散に駆けているヒスイを見る。顔はほんのり赤みを帯び、目尻には涙を浮かべていた。…あれ?なんか、これ、どこかで見たような…。ん?おや?…。
「お、おい…まさかとは思うが…」
「い、いや、さすがにそれは…ないだろ…」
「そ、そうよ、いくらアレンでも、一国の姫を…」
「だ、だよな…ははっ」
ラクサス、フリード、エバ、ビックスローが身体をぴくぴくと震わせて言葉を発する。ヒスイ王女はアレンの傍まで駆けると、周りにいる妖精の女共に構うことなく、思いっきりダイブして抱き着く。…あれ?これって…。
「心配致しましたわ!!アレン様!!!」
「ヒ、ヒスイ王女ッ!?な、なに
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