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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第6章 英雄感謝祭編
第26話 戦勝
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その近くで、様子を見ている女性がいた。昔、アレンと出会い、守りの護符を与えられたミネルバであった。
「ア…アレンさん…」
「お嬢も行ってきたらいいんじゃない?」
「…まるでお饅頭みたいだな…」
お嬢と呼ばれたミネルバの両脇にいる、14歳ほどの男の子二人、スティングとローグがそれぞれ言葉を掛ける。
「な、なにを申すか…じ、自分からなど…」
ミネルバは身体をくねくねさせながら顔を真っ赤にしていた。そんな中、女の山から脱出したアレンは、ため息をつきながらミネルバたちの方へと歩いてきた。
「ったく…お前らは加減ってもんが…」
アレンはそう悪態を付きながらブツブツと呟いた。
「「アレンさん、ご無事で何よりです」」
「おお、ヒノエ姉さん、ミノト姉さん、うまくいってよかったです」
アレンは、ヒノエとミノトと談笑していると、ふと横目にある女性が目に入る。その女性の目を見るが、びっくりしたような表情を浮かべると、すぐに目をそらされてしまった。
アレンはそんな女性をじーっと眺める。
「ん?どうしたんだ?アレン?」
「っ!あ、そういえば…」
エルザとウルティアがそんなアレンの様子をみて、それぞれに声を上げる。
「………ッ!あーっ!!ミ、ミネルバじゃねーか!!」
アレンの言葉を聞いたミネルバは、ピタッと身体の動きを止め、静かに両手を口元へ移動させた。その目尻には、涙が浮かんでいるのが伺えた。
「…ッお、覚えていて…くれたのじゃな」
「当たり前だろ!ひさしぶ…ッ!っておい…」
ミネルバは感極まったといった印象でアレンに抱き着く。その様子を見て、エルザ含め、多くの女性の目元が黒くなり、全身から謎のオーラが発生する。
「…あらあら、さすがはアレンさんですわ♪」
「…はい、姉さま。さすがですね」
ヒノエはおどけながら、ミノトは呆れながら言葉を発していたが、2人からも謎のオーラが少しだけ漏れ出ていた。
そんな2人を差し置いて、エルザとミラがアレンの肩に手を添える。
「…アレン?この女性とはいったいどんな関係なのかしら?」
「私も気になるな…」
黒い何かを含んだような言葉をアレンに向けて放っていた。
「あー、昔に…確か8年くらい前に色々あってな」
「ふーん、色々?一体何があったの?」
「そこんところ、ちょっと詳しく聞きたいねぇ」
ウルティアとカナも参戦する。
「あ、そのわらわは、昔アレンさんに助けてもらったのじゃ…」
ミネルバが代わりに答えると、4人は少し固まった後、ため息をつく。
「ま、そんなことだろうと思ったよ…」
「全く、アレンは見栄えなく人を助けるのだな…わかってはいたが…」
カナとエルザがそう呟くと同時に、ミネルバは一つのお守りをアレンへと見せる。
「わ、わらわ、アレンさんから頂いたこれ、今も大切に身に着け
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