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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第6章 英雄感謝祭編
第25話 vsバルファルク
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逃がすと思うか?お前には、ゼレフのことも、イグニール達のことも、効かなきゃならねーことが山ほどあるんだ」
その言葉を皮切りに、アレンはバルファルクへ向けて踏み出そうとするが…。
『そういうと思ってな…置き土産を用意した…この戦いは、お前たちの勝ちでいい…だが、お前たちの死は変わらん…いや、アレン、お前一人なら逃れられるかな?まあ、その選択ができれば、の話だが…』
「何を言って…おい、待て!!」
バルファルクはそう言うと、アレンの返答も待たずに目にも止まらぬ速さで天へと駆けて行った。
「くそっ…あの野郎…ッ!!」
バルファルクを追うか一瞬悩んでいたアレンだが、空を見上げて絶句する。
「おい…置き土産ってまさか…」
そんな様子のアレンを見て、皆も空を見上げる。
誰かが地面へと座り込む音が響く。誰かが手に持った武器を落とす音が聞こえる。
「ははっ…くそっ…」
「嘘ッ…」
「じょ、冗談…じゃと言ってくれぃ…」
「こんな…ことが…」
「神の…力か…?」
シモン、ルーシィ、マカロフ、ウルティア、リオンが呆然と空を眺めて呟く。
その空には、天を先、雲を掻き分けながら落下してくる強大な隕石があった。大きさは首都クロッカス全域よりも一回り大きい。こんなものが落ちれば、首都クロッカスどころか、フィオーレ王国全土にまでその被害は拡大するであろう。
「い、隕石…」
「ど、どうやって…こんな…」
「…こんなことが…」
ミネルバ、ウェンディ、ユキノが絶望したように小さく呟く。
アレンは、そんな迫りくる隕石を見て、目を細め、歯を食いしばる。
「仕方ない…だが…」
アレンは小さく呟き、大剣をもつ腕に力を籠める。
「お、おい!アレン!!まさか…」
「む、無茶なことはよせ!」
ラクサスとエルザが今にも隕石に飛び掛かりそうなアレンに、大声で声を掛ける。
そんな2人を見向きもせず、アレンは考えた。ただ斬るだけではだめだ。細かく斬った上で、消滅させなければならない。そんな風に考えていると、結界内からアレンを呼ぶ声が聞こえる。
「アレンさん、あなたが斬って小さくした隕石は、私が責任をもって消滅させましょう」
「そして、ミノトでも取りこぼした分は、私が打ち抜く…ということでいかがでしょうか?」
ミノトとヒノエの提案に、アレンはふっと笑いかけ、結界に小さな扉を作る。そんな様子を見ていた魔導士たちは、震えるように声を掛ける。
「ヒ、ヒノエさん!何を!!」
「無茶よ!ミノト!!」
ルーシィとウルティアが結界の外へと出る2人に声を掛ける。
「あら、まだ勝てると思っているのは、私達だけでしょうか?♪」
こんな状況の中、のほほんとしたヒノエの声に、皆が呆気にとられる。ヒノエはそう言い残し、ミノトと共にアレンの後方へと移動し、それぞれ弓とランスを換
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