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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第6章 英雄感謝祭編
第25話 vsバルファルク
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およそ50人の魔導士たちは、王国魔導士の治療を受けながら、各々に会話をしていた。
「フリード!!エバはどうなった!」
ラクサスは重傷を負っているとは思えない程の声を張り上げる。
「ああ、無事だ。ウェンディが治療してくれた」
フリードはそう答えながら、ラクサスの隣へと視線を落とす。
「…ビックスローも重傷みたいだな…」
フリードの言葉に、ラクサスは怪訝な表情を見せる。
「すまねえ…ビックスローは俺を庇って…」
「っ!そうか…」
ラクサスの苦しそうな表情に、フリードは思わず目を背ける。
だが、その背けた先にも、重傷を負っている者がいた。意識はあるものの、身体を動かすのも億劫な様子であった。
「無事か?エルザ」
「…ああ、なんとかな…」
エルザは顔以外、全身包帯グルグル巻きになっていた。
「皆、こっぴどくやられたものじゃ…」
「厳しい戦いでしたわ…」
「姉さま、今は安静にして下さい」
「あら、そういうミノトも、じっとしてなきゃだめよ」
マカロフ、ヒノエ、ミノトも口々に口を開く。
「だが、魔導士に死人がいないのは不幸中の幸いだ…」
「あれだけの竜が出て死人が出ていないのは奇跡よのう…」
ジュラとミネルバが感心したように言葉を発した直後、ゴオオオオオッという轟音と共に、咆哮が首都クロッカスを襲う。
「ゴアアアアアアアアアアッ!!!!!!!」
「「「「「「「「「「ッ!?」」」」」」」」」」
その音に、皆が空を見上げる。
「あ、あれは…」
「天彗龍…」
「バルファルク…」
ジュビア、ウルティア、オルガが目を見開きながら見つめる。その姿を見て、ヒノエとミノトが一歩歩みを進め、口を開いた。
「天彗龍バルファルク…超高空域に生息する大型の古龍種…その飛翔速度は音速にも到達しうるほどの速さをもちます」
ヒノエの言葉に、皆が驚愕の表情を浮かべる。
「古龍…それに音速…!?」
「そんなに…」
スティングとローグは開いた口が塞がらないといった様子であった。
「…銀翼の凶星、絶望と災厄の化身など、数多の異名を持つ龍です」
ミノトがそう言葉を続ける。皆の表情には、驚きと畏怖が浮かんでいた。すると、ナツがバルファルクと対峙する形で滞空する一人の男を見つける。
「あ、あれ、アレンじゃねーか!?」
「ッ!!向かい合っているのか!」
「…アレンでも苦戦するほどか…」
ナツ、ジェラール、ラクサスが驚いたように言葉を発した。
その直後、両者が目にも止まらぬ速さでぶつかり合う。
「バコオオオオンンンッ!!」
凄まじい衝撃音と共に、烈風と轟音が魔導士たちを襲う。
「きゃっ!!」
「な、なんて衝撃だ…!」
「こ、こんなの…」
「あり…えない…」
ルーシィ、グレイ、レヴィ、ミネルバが震えながら口を開く。皆、ケガの痛み
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