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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第6章 英雄感謝祭編
第24話 竜種vs魔導士2
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くそーっ!!」
ラクサスの様子を見たオルガは叫び、ビックスローは震える足を何とか立たせる。リオレウスの火球が、ラクサスを仕留めんと発せられた。ラクサスは、自分に向かってくる火球を見て、ぎゅっと目を瞑る。ボゴーンッという衝撃音が聞こえるが、ラクサス身体に痛みはなかった。外したのか?そう思い、ゆっくりと目を見開く。驚く。目を見開く。そこには、ラクサスをかばうようにして仁王立ちをしているビックスローの姿が、顔が見えた。
「ビ、ビック…スロー…」
ビックスローは、火球を背中に喰らった。その影響で上半身部分の服は完全に焼けこげ、下半身も所々服が燃えている。だが、そんなものは差異に過ぎない。火球受けたのが背中だというのに、ビックスローの身体の正面には、点々とやけどの跡が見て取れた。
「ラ…ラク…サ…」
バタンッとビックスローが前のめりで倒れこむ。ラクサスは震える目を、なんとか動かし、ビックスローの背中を視界に入れる。言葉が出なかった。ビックスローの背中が真っ黒に焼けこげ、大量の血とも水ともとれるような液体が滴っていた。ビックスローは弱弱しく目を動かし、ラクサスの顔を見る。
「あ、あと…は…任せ…た…」
ビックスローは消え入るような声でラクサスにそう告げると、ガクッと意識を手放した。
ラクサスの口が、目が、身体が震える。悲しみか、怒りか、いやその両方であろう。ラクサスは全身に雷を纏い、神をも恐れるような形相でリオレウスを睨みつける。
リオレウスは、一度雄たけびを上げると、またも口に炎をため込む。しかも、これはブレスを放とうとしているときのものであった。
「よくも…俺の仲間を…くそが…!」
「くっ!!おい!ブレスだ!!退避しろ!おい!」
ラクサスは怒りのままに低く唸る。そんなラクサスに、オルガは声を掛けるが、その声は届かない。
「ぶっ殺してやらー!!!!!」
ラクサスの身体に、今までと比べ物にならない魔力が、雷が纏う。
リオレウスがブレスを放つ。ラクサスは、こともあろうに、そのブレスに突っ込む形で駆け抜ける。
「バカッ!何やってんだ!!」
オルガは自殺行為ともとれるラクサスの行動に、悪態を付きながら、「くそっ!」と呟き、黒雷を発生させ、リオレウスの頭に向けて放つ。リオレウスはそれをうっとおしい程度にしか感じていないのか、ブレスを中断させるには至らない。だが、オルガはそれでも黒雷を浴びせ続けた。
ラクサスとリオレウスのブレスがぶつかる瞬間、ラクサスが身体に纏う雷が、より一層強さを増した。
「雷豪・鳴御雷!!!!!」
ラクサスの拳に、強大な雷が形成され、リオレウスのブレスをかき消そうと電流を発する。ラクサスは熱に絶えながら、更に魔力を込める。だが、リオレウスのブレスは強力で、ラクサスはじりじりと押し負ける。
「ぐううううううう!!!おお
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