暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第6章 英雄感謝祭編
第23話 竜種vs魔導士1
[4/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に浮遊感が生まれ、空中へとその身を預ける。
「ジェラール!」
ミリアーナを抱えるエルザ、そのエルザを抱えるようにして、ジェラールがミーティアでディアブロスの攻撃から回避を図り、守ってくれたのだ。ジェラールはフレアが転がっていった場所まで移動し、地面へと着地する。
「フレア!無事か!!」
「やら…れた…」
フレアの傷は、ミリアーナよりは浅いが、それでも振り払われた衝撃と地面を転がったことによる傷が、全身に痛々しく浮かんでいた。その状況のなかで、エルザは一つの決断をする。
「フレア、ミリアーナを連れて、少し下がってくれ。こいつは、私とジェラールでやる」
「っ!こんな…竜…2人…じゃ…」
フレアはエルザの言葉に戸惑いながら答える。
「いや、そうしてくれ。ミリアーナも君も軽くない怪我を負っている。ここは、俺たちに任せてくれ」
フレアは、エルザとジェラールの言葉を受け、「わかっ…た…」と言って、ミリアーナを抱えて後方に下がる。
ディアブロスは、4人を視界に納めると、咆哮し威嚇する。
「エルザ、俺は天体魔法で頭部を狙う。君は奴の動きに注意しながら足元を狙ってくれ」
「わかった。奴の攻撃力は桁外れだ。注意しろ!」
ジェラールとエルザは、それぞれディアブロスへと向かっていった。

ディアブロスとの戦闘を継続しているエルザとジェラールは、全力で魔法を繰り出していた。ディアブロスの攻撃力は非常に高いが、回避を繰り返し、何とか直撃を免れている。2人とも疲弊とダメージを隠せない。加えて、ディアブロスの甲殻は硬く、生半可な攻撃では傷を負わせられない。2人は連続で、且つ全力で攻撃を繰り出すことで、少しずつディアブロスにダメージを与えていた。
「天輪・五芒星の剣(ペンタグラム・ソード)!」
エルザの攻撃がディアブロスの足に直撃し、ディアブロスは悲鳴と共に転倒する。転倒したディアブロスを確認したジェラールは、上空へ跳躍し、魔法を発動する。
「七つの星に裁かれよ!七星剣(グランシャリオ)!!」
発動した七つの魔法砲が、すべてディアブロスの頭に直撃する。
「ガアアアアアアアアッ!」と今までよりも大きな悲鳴が、ディアブロスから生まれる。
「やったかっ!」
ジェラールは地面に着地しながら言葉を発する。砂煙で状況が判断できない2人は、それぞれ距離を取りつつ、動向を見守った。
「終わったのか…っ!ジェラール!!」
「ッ!」
エルザは、砂ぼこりが舞うなか、強大な影が動きを見せたことを察知する。
ディアブロスは、ジェラールに向け、地面を抉りながら角を振り上げる。一瞬反応が遅れたジェラールは、もろに攻撃を喰らってしまう。
「がっ!はっ!!」
ジェラールの身体は、まるで石ころのように後方上空へ吹き飛ばされる。
「ジェラーールッ!!」
エルザは、すぐ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ