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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第6章 英雄感謝祭編
第23話 竜種vs魔導士1
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うるニャ」
「そう、する!」
ジェラール、エルザ、ミリアーナ、フレアはディアブロスの攻撃を最大限警戒しつつ、戦闘を開始した。

エルザは、アレンからの流れてきた情報から、目の前にいる角竜ディアブロスの攻撃を避けつつ観察する。砂漠の暴君と言われている竜らしく、この攻撃力と凶暴性から、その異名に納得する。翼を携えているが、空は飛ぶことは殆どないらしい。だが、その代わりに地中を掘り進んで移動したり、攻撃を繰り出してくるらしく、警戒しながら攻撃を躱しつつ、天輪の鎧を囲むようにして舞う剣を、ディアブロスの頭や胴体に向けて射出する。だが、剣はディアブロスを身体に刺さることなく、軽い切り傷を与えるに留まり、弾かれてしまう。
「くっ、想像以上に硬い…」
エルザは、悪態を付きながら、ティアブロスが角を用いて吹き飛ばしてきた岩や民家の残骸を避ける。
「天体魔法!六連星(プレアデス)
ジェラールがそう言い放ち、黄色に輝く6つの魔法砲をディアブロスに浴びせる。
「ガァっ…」
ディアブロスが一瞬怯む。
「よしっ!!効いている!」
だが、すぐさまジェラールへと突進をかましてくる。
「ジェラール!」
「ッ!流星(ミーティア)!」
ジェラールはミリアーナの叫びともに、魔法を発動させて回避する。
「さすがジェラールだニャ!私も…キトゥンブラスト!」
ミリアーナがチューブを用いて、ディアブロスの後方から尻尾を狙って攻撃する。バチンッという音をたて、直撃する。
「やったニャ!当たった…がっ!」
攻撃が当たったのも束の間、ディアブロスの振り回した尻尾がミリアーナに直撃し、血吹雪を上げながら建物を突き破り、吹き飛んでいく。
「っ!ミリアーナ!!」
エルザは引き飛ばされたミリアーナの元へと駆け寄る。
ディアブロスはそんなミリアーナを追撃しようと、突進のモーションを見せる。
「っ!させ…ない…!」
フレアは自身の髪を操り、ディアブロスを拘束しようとする。髪を巻き付かれたディアブロスは一瞬身を固めるが、すぐさまそれを振りほどく。
「そん…な…あっ!」
フレアは振りほどかれた衝撃で、地面へ何度も衝撃しながら転がっていく。
「おい、ミリアーナ!大丈夫か!!」
エルザはミリアーナの傍により、ケガの状況を伺う。目を見開いた。尻尾の直撃を受けた左側の腕があらぬ方向に曲がり、あまつさえ衝撃が全身に及んでいるのが分かった。ミリアーナの口から血の塊が吐き出される。死んではいないが、呼吸は荒く、苦しそうにしている。
「い、痛いニャ…」
そんな風にミリアーナの様子を見ていたエルザだが、何かを察したように振り返る。ディアブロスがこちらに向かって突進してくる。
「くっ!!」
ミリアーナをかばいながら回避しようとするが、間に合いそうにない。そう考えていると、急に身体
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