第6章 英雄感謝祭編
第22話 フィニス
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たのだ。本体の姿へと戻った、天彗龍バルファルクが玉座の間に突っ込んできた。
「こ、これが…」
「先ほどの男の正体…」
「天彗龍…バルファルク…」
国王、アルカディオス、ヒスイが半歩身を引きながら後退する。アレンは、バルファルクを警戒しながら、後ろに向けて声を掛ける。
「皆さん、竜の全滅まで、どうか、その場を動かずにお待ちいただきたい」
ヒスイ達はアレンの言葉に返そうとするが、『ガアアアアアアアアア!!!!!』というバルファルクの耳を劈くような咆哮に、反射的に耳を塞ぐ。その咆哮と共に、アレンは【カムラノ傑大剣】と、【スカンダX装備】を換装し、バルファルクに突っ込んでいく。
その様子を見たバルファルクは、龍気を纏った翼をアレンにたたきつける。アレンはそれを回避し、大剣を身体の横に構える。
「過流斬り!!」
横へ振り払った大剣は、バルファルクの頭部へ直撃する。刃は深く入らなかったものの、その衝撃はバルファルクを城外へ叩き出すには十分な衝撃を有しており、バルファルクはそのまま城外の地面へと着地する。
それを予想していたかのように、アレンは玉座の間から城外へ飛び出す。アレンが落下するであろう場所にバルファルクが龍気が満ちる翼を広げて威嚇している。
「はあああああああっっ!!!」
アレンはその翼めがけて大剣を振り下ろした。
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