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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第5章 修行編
第19話 習得
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ィの魔法に似てるってこと?」
シャルルはアレンさんの言葉に首を傾げていた。
「まあ、似たような魔法って言っても風の魔法だけどね」
「アレンさん、風の魔法を使えるんですね!すごいですっ!!」
「ほんと、なんでもありねっ!」
私はアレンさんが剣術含め、影分身以外にも魔法が使えたことに驚いた。シャルルは少し呆れたような様子だったけど、すごすぎて呆れる、といった印象を受けた。
「んじゃ、ちょっとやって見せるから離れてくれ」
アレンさんの言葉を受け、私とシャルルは少し離れた位置に移動する。すると、アレンさんは何やら高速で両手を使っていろんな形に指を絡ませていた。そして、口で大きく息を吸い込み、一気に息を吐き出すように口を開いた。
「風遁・突破!」
その瞬間、アレンさんの前方に強大な風が吹き荒れ、暴風が辺りを巻き込みながら突き進んでいった。そして、アレンさんの前方は、地面が剥き出しになり、いくつものひび割れが起きていた。それは、どれほどの威力、暴風であったかを物語っている。修行を終えて力が増した私の、天竜の咆哮を超える威力があることが瞬時に分かった。
「「……っ!」」
私は驚きで言葉がでなかった。横にいるシャルルも同じように口をあんぐりと開けて驚いている。
「と、まあこんな感じで…ん?どうした?」
アレンさんは固まっている私たちを心配そうに見つめている。
「ど、どうしたじゃないわよ…あんた、こんなすごい風の魔法使えたの?」
「ああ、そういえば、人に見せるのは初めてだったかも…剣振る方が威力出るし、あんまり使いどころなくてさ…はは」
「…剣の方が強いって…どういう身体構造してるのよ…」
シャルルは、呆然としながらしゃべっている。
「っすごいです!本当に!」
私は感情を隠さず、ありのままに言葉を発した。
「ありがとう、ウェンディ…。でも君には今見せたような風を起こして回転させるだけじゃなく、イメージとしては風の壁と、加えて風の波動を形成しなくちゃならない」
「っ!はい!それが、滅竜奥儀の一つ、【照破・天空穿】の習得に必要ということですよね!」
私は、アレンさんの言葉に握りこぶしを作って、やる気を見せる。
「よし!それじゃあ、一つひとつ、確実にイメージをつかむところから始めようか!」
「はいっ!!お願いします!!」
あと1週間、私は全力でアレンさんとの修行を頑張ろうと、魔力を込めてイメージを膨らませながら魔法を発動した。

アレン完全指導の下行われた、1か月半にも及ぶ修行が幕を閉じた。それぞれの難度の違いによる辛さや到達点は違えども、ただの一人も途中での脱落者がいなかったことにアレンは心から称賛を口にした。たった1か月半とはいえ、皆の顔には成長の様子が見られ、もちろん魔力や魔法、魔導士としての成長も垣間見れた。自身が強くな
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