暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第5章 修行編
第19話 習得
[2/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
が見えた。こっちは雲をつかむようなことを真剣にしているのに、笑われてしまったことに怒りを覚えた。
「何で笑うんだっ!!」
「いや、すまん、すまん。いやさ、呑み込みが早いなと思って」
予想とは違うアレンの言葉に、俺は思わず目を見開いた。
「やっぱり気付いてなかったか…。少しずつ、本当に少しずつだが、無駄な魔力がそぎ落とされてるぞ」
「ほ、ほんとうかー!!」
俺はアレンの言葉に、嬉しさが爆発した。正直自分ではよくわからなかったが、少しずつたくさん魔法が打てるようになっているらしい。…理由は本当によくわからないが。
「これができるようになったら、次は咆哮や鉤爪など他の技でもできるようにして、その次は戦闘中でもできるようにするぞ」
そうやら、これだけで終わりではないらしい。確かに、すべての魔法で、戦闘中に使えなければ意味がない。俺はニヤッと笑みを浮かべた。
「燃えてきたっ!!ぜってー習得してやるぜ!!」
「ははっ、そのイキだ、ナツ!」
俺は再度、拳に炎を纏わせ、何度も魔法の発動に勤しんだ。

ソラノside
修行15日目。私はルーシィーや妹のユキノと同じく精霊魔導士だゾ。だから、最初の1週間の膂力の修行に関しては、あまり乗り気ではなかったゾ。でも、「なんらかの事象にとって、もし精霊を呼べなかった場合、自分の身を守れるくらいの力はあった方がいい」というアレンさんの言葉を聞き、納得した私は、真剣に取り組み、アレンさんと組手ができる程度には習得できたゾ。…まあ、もちろんアレンさんが手を抜いているという前提条件付き…だゾ。
だが、2週目の魔力ロス最小化の修行は最初の1週目の修行よりやる気がでたゾ。そして今日からの修行である消費魔力の最低化も同じくとっても興味があるゾ。だって、もしそれが取得できれば、精霊の3体同時召喚も夢じゃないからだゾ…。とまあ、これはアレンさんが言っていた言葉をそのまま言ってみたのだが、正直習得方法は謎だゾ。
「よし、んじゃ詳しい修行内容なんだが、とりあえず自身の魔力を感じ取りながら、一回何でもいいから精霊を召喚してみてくれ」
「うん、わかったゾ!」
アレンさんの言葉を通り、私はスコーピオンを召喚した。そして、それを見届けたアレンさんが、口を開いた。
「今、自身にある魔力を感じながら精霊を召喚したと思うが、魔力を消費した間隔はつかめてるな?」
「勿論だゾ」
「修行の内容はいたってシンプルでロスを最低化するときと似ている」
「え?」
アレンさんの言葉に私は思わず首を傾けた。
「だが、意識する点が違うんだ。お前は今、一つの魔法を使用する際に、自分の魔力をどれほど消費すればいいのか理解できているはずだ」
「うん…だゾ」
「そしたら、今召喚するのに使った魔力よりも、若干少なくして発動してみるんだ」
「え?で、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ