第5章 修行編
第18話 修行
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のカウンターを中心に集まっていた。だが、今回の集まりは、どうやらマカロフからの話ではないようであった。
「よーし、さっきはマスターとギルダーツにしてやられたが、今日からお待ちかね…」
集まりの集団の中心にいたのはアレンであり、この集まりの主催がアレンであることが分かった。
「修行開始だ!!!!!」
アレンの大声と共に、さらにそれをかき消す轟音が酒場に鳴り響いた。
「「「「「「「「「「うおーーーーー!!!!」」」」」」」」」」
「ようやくか!!」
「待ってたぞ!」
「ふふっ!」
ナツ、グレイ、エルザがやる気に満ち溢れた様子で言葉を発した。
その轟音ともいえる歓声が鳴りやむと、アレンは淡々と修行の基本情報を皆に伝えた。その内容は以下の通りであった。
・修行に際して、対象者は希望者のみとする。
・修業期間は、英雄感謝祭開催1週間前までの1か月半とする。
・修行の強度として、大きく3段階の難度をつけ、下からソフト、ノーマル、ハードとする。基準として、『ソフトはゆったりと余裕をもって行う』、『ノーマルはバランスよく行う』、『ハードは限界のその先を目指して行う』、とする。
この内容を聞き、多くの者の目に輝きが生まれたのは言うまでもない。そして、即決の者、悩みぬいて決めたものも含め、一人ずつ修行参加の可否と難度の希望を提出する。ちなみに、ハードに関して、「どのくらいの強度なんだ?」と誰かが訪ねた際に、アレンが「死ぬかもしれないくらい」といったことで、ノーマルへと変更した者もいたとか…。加えて、「滅竜魔導士については問答無用でハード」という言葉に、とある少女が涙目になったのは言うまでもない。そうして振り分けられた内容が以下の通りとなる。
・ハード:エルザ、ラクサス、ミラ、ウル、グレイ、リオン、ジェラール、カグラ、ウルティア、ナツ、ガジル、ウェンディ、の11名。
・ノーマル: ジュビア、フリード、カナ、ソラノ、エルフマン、リサーナ、レヴィ、エバ、ビックスロー、ルーシィ、リリーの11名
・ソフト:ユキノ、ウォーレン、ジェット、ドロイ、ビスカ、アルザック、ラキ、マックスの8名。
・未参加:ハッピー、シャルル、マカオ、ワカバ、リーダス、ナブ、ビジター、キナナ等
となった。もちろん、ヒノエとミノトも未参加である。
「よーし、皆希望も出して、振り分けも終わったな!」
アレンはそう言いながら、何やら紙に丁寧に記載をしていく。
「ああ、そういえば、さっき言い忘れたんだが…」
アレンが含むような言い方をして、言葉を続けた。
「この修行で、1番著しい成長と成果を見せたものには…」
皆がごくりっと唾を飲み込んだ。
「…俺が一日、もしくは一回だけ、何でも言うことを聞いてやる…」
アレンはニヤリと何かを含んだような笑顔を見せながら小さく呟いた。そ
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