暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第5章 修行編
第18話 修行
[1/9]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
ヒノエとミノトがフェアリーテイルに加入して3日が経った。2人はミラジェーンからフェアリーテイルでの受付の仕事を教えてもらいながら、受付兼ウェイターとして働き始めた。ヒノエはその人柄から、メンバー全員と楽しそうに会話をし、すぐに馴染んでいた。反面、ぶっきらぼうな雰囲気のミノトは、ヒノエほど馴染んではいなかったが、その美しさに加え、先の手合わせでの実力もあり、メンバーは皆積極的に関わろうとしていた。
さて、そんな風にフェアリーテイルはいつも通り、騒がしい様子であったが、今この時は、皆がカウンターに集まり、静かに何かを待っているようであった。
「と、いうわけで、わしは引退を決意した。これより、次期マスターを紹介する」
その言葉に、皆が怪訝な表情を見せる。
「ほんきなの?」
「…なんだか実感がわかない」
カナとカグラの声に、マカロフは反応を示すことなく、言葉を続けた。
「4代目、フェアリーテイルマスター…ギルダーツ・クライブ!!」
マカロフはそう言って、横にいるであろうギルダーツに手を向けて紹介する。だが、そこにいたのはギルダーツではなく、ミラであった。そんなミラは手をあげて苦笑いしている。
皆は現状を飲み込めないのか、目をぱちくりとさせている。
「がか…」
マカロフもギルダーツの姿がないことに、驚いている様子で、言葉にならない呻き声を出していた。
「ギルダーツはどうした?」
何か事情を知っていそうなミラに、マカロフは詰め寄りながら声を掛ける。
「置き手紙がありました」
マカロフはその手紙を受け取ると、驚愕の表情を浮かべながら手紙を読み上げる。
『マスター、それにギルドの皆へ。マスターとか、わりーが柄じゃねえ…』
手紙の内容を聞いた皆が、大笑いしながらも、「ギルダーツらしいな」と声を上げていた。
『まあ、でもせっかくだから4代目としての仕事を2つだけしておくとする』
その仕事とやらの内容に、皆が興味津々と言った様子で続きを待つ。
『一つ、ラクサスをフェアリーテイルの一員として正式に認めること。後見人はアレンとし、その責任を負うこととする』
皆が驚いた様子でラクサスを見つめる。ラクサスの表情にも驚きが見える。この前、アレンの一存もあり、仮で破門が解除されたものの、まだ正式なメンバーとしては認められていなかったからだ。それが、数日のうちに正式なメンバーとして認めるという話なのだから、驚くのも無理はない。
「ギルダーツまで…勝手なことを…」
「と、言うわけだ。もう変なことするなよ?ラクサス…。俺の責任になっちゃうから!」
マカロフが困惑していたが、それを打ち消すようにカウンターで、コーヒーを嗜んでいたアレンがラクサスに向けて言い放つ。
「アレン…あんた…」
「よかったな!ラクサス!」
「正式に認められたから、これで雷神
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ