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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
リンリン言うなっ!
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る子ども”が大嫌いな子どもだった。
──でも、アイツは違ったなぁ。
とある男子の事を思い出す。その男子の事は少女にとって日本に帰ってくる最大の理由になっている思い出だ。
──元気かな、あいつ。
まあ、元気なんだろうけど。元気の無い姿を見たことが無い。そういうやつだ。
「・うわぁ・・・・・・・・て、・・ない・・・」
ふと、声が聞こえる。視線をやると、IS訓練施設の入り口付近にあるベンチに一組の影が見えた。その、片方の影に見覚えが歩きがして、少女はふと首を傾げる。
──ちょうどいいや。場所聞こっと。
声をかけようとして、少女は小走りにベンチへ向かう。
「・・・・・・・出来ないわけ無いだろ?」
不意を突かれて、少女の体はびくんと震えてその足が止まる。
男の声──それも、知っている声に凄く良く似ている。いや、おそらく、同一人物。
予想しなかった再会に、少女の鼓動が急ピッチでペースを上げる。
──あたしってわかるかな。わかるよね。一年ちょっと会わなかっただけだけど、あいつなら絶対分かる。
もう一人の、具体的には最初に考えていた男はどうか分からないけど。と考えながら、顔が緩むのを感じる。
──うわっ、すごくワクワクする。アイツは最初になんて言ってくるんだろう。
期待に胸を膨らませて、少女は再び歩みを再開する。
「たく──」
ああっ、声裏返っちゃったよ。これ絶対からかわれる。
「っと、もう戻らなくちゃ。私、ルームメイトの子に勉強教えないといけないから」
「おう、じゃあな。明日は俺の勉強よろしくなっ」
「うん、勿論だよ!今日の借りは明日返す!」
「なんだそれっ」
「拓夢君のマネなのだよ〜。じゃ、今日はありがと・・・・、これ、お礼」
「ん?なんだ・・・・・」
「じ、じゃあまた明日っ!」
「お、おう・・・」
たたたたっと走り去った女子と、ベンチに座り置いていかれた男子がひとり。
──暗くてよく見えなかったけど、うん、間違いない。あれは・・・・。
「・・・拓夢、いつのまに彼女できたの?」
「へ?・・・ッ!!うわあ!リンリン!?なな、ななななんでここにいるんだよ!!」
それは一年ぶりに再会した親友。相川拓夢だった。
驚きと恥ずかしさに顔を真っ赤にした拓夢は、仰け反るようにしてベンチから落ちた。
それを見て、どうしようもなく笑みが込みあがってくる。
──帰ってきたんだ。
空港でも地元に戻っても感じなかった実感が、今ようやく芽生えた。
「って、リンリン言うなっ!」
──あたし、凰鈴音は日本に来たんだ!
その嬉しさの裏
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