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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第4章 姉妹編
第17話 姉妹
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ングボルト!」
凄まじい魔力を帯びた電撃が、空中を飛翔し、ミノトめがけて襲い掛かる。だが、ミノトはそれを避ける素振りを見せず、盾を構え、受け止める態勢をしていた。ラクサスの雷がミノトの盾に衝突する。だが、雷は盾と衝撃したのと同時に、盾を起点とし、四方へとはじき返される。
「くそっ!これも防がれるのか!」
ラクサスがミノトの盾を突破できないことが分かり、悪態をつく。
「この程度であれば、避ける必要はありませんね」
ミノトは雷が収まるのを確認し、盾を構えなおす。
「そうか…だったら…」
ラクサスは更に膨大な魔力を込める。身体の周りにはバチバチと圧倒的な雷が発生し、一つの魔法を生み出す。
「って、こら!ラクサス!さすがにそれは!」
ミラがラクサスの魔力を見て、驚いた声を上げる。
「…さすがにあれは、防ぎきれないですね」
ミノトは表情を変えずに言葉を発していたが、真剣さがにじみ出ていた。それほどに、警戒すべきということであった。
「雷竜方天戟っ!!」
ラクサスから放たれた魔力は、轟音を発し、地面を抉りながらミノトへと向かっていく。
「雷の槍ですか…なるほど、これは強力ですね」
ミノトは冷静にラクサスを魔法を分析しながら、ランスを構える。
「…でしらた、これはどうでしょう」
ミノトはラクサスの攻撃と相対するように攻撃を放つ。
「スクリュースラスト!」
ミノトのランスから、圧倒的な暴風が放たれる。衝撃。ラクサスとミノトの攻撃が相対すると、押し合うとともに、衝突音が発生する。
「くっ!すげえっ!!」
「あの雷竜方天戟と張り合っているのか…」
「なんて力なの!」
両者の攻撃は、拮抗している様子で、互いにの攻撃は一歩も引かない。
「この魔法と同威力だとっ!?」
ラクサスが悔しそうに呟く。だが、
「…これでは突破は難しそうですね…だったら…」
猪ミノトは再びランスに力を籠める。先ほど放ったスクリュースラストよりも更に凄まじい力を込めているようだった。
「っ!ミノト!!」
「ちょっ!ミノト姉さん!!」
そんなミノトの力に、ヒノエとアレンが驚いた様子で声を上げる。
「スクリュースラスト…【撃龍】!」
先ほどのスクリュースラストを遥かに超える威力の暴風が放たれる。
新たにミノトの放った攻撃は、先に放った自らの攻撃をも飲み込み、ラクサスの魔法を一瞬にして押し返し、打ち消す。
「こ、これはっ!」
圧倒的な攻撃力に、ラクサスは驚きで対処が遅れる。そして、避けきれないと確信し、両手を胸の前でクロスし、攻撃に備えた。だが、その攻撃はラクサスに届くことはなかった。
「ちょっと、ミノト姉さん!ラクサスを殺す気か!?」
ラクサスの前に割って入るように、盾を携えたアレンが立っていた。
「…申し訳ありません。適切に制御ができず…
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