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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第4章 姉妹編
第17話 姉妹
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た♪」
エルザは自身の戦闘を見抜かれていたことを知り、思わず笑いが出てしまった。
「そうか、だが、負けは負けだ。素直に認めよう。それに、弓を壊すつもりで剣を振るったのは事実だ。実力不足に変わりはない」
「あらあら、自分に厳しんですわね…♪」
エルザの向上心にヒノエは感心しながら、声を発するが、言葉を一度止める。そして、エルザの耳元で小さく呟く。
「アレンさんにそっくり♪」
「っ///」
ヒノエに耳元でビックリするようなことを呟かれ、エルザは顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。
ヒノエの勝利に終わった手合わせを見ていたアレンは、ふっと苦笑いを浮かべた。
「さすがに、エルザ一人じゃ荷が重すぎたか…」
「さすが姉さまです。では、次は私の番ですね」
ミノトはそう言うと、ヒノエやエルザと交代するように、広場の真ん中に向かっていった。
それと同時に、アレンの後ろから声を掛けるものがいる。
「アレン、ミノトってのも、ヒノエと同じくらい強いのか?」
声の正体はラクサスであった。真剣な眼差しをアレンへと向ける。
「あー、まあ、相性もあるから何とも言えないが…同じくらいだと思っていいぞ」
「ほう?そりゃ楽しみだな…」
ラクサスはそう言い残し、ミノトと相対するように立つ。
「ラクサス様…でしたね。よろしくお願いします」
「ああ、よろしくな」
ミノトの淡々としたしゃべりに、ラクサスも感情を込めずに言葉を放った。
「…先に申し上げておきますが、私は姉さまのように器用ではないので、うまく手加減が出来かねます。くれぐれもお気を付けください」
ミノトの言葉に、皆が呆気にとられる。それはそうであろう。ラクサスは、フェアリーテイルにおいて、アレンやギルダーツに次ぐ実力者。に、「気を付けて」とクールに言い放つなど、到底信じられないといった様子であった。
「はっ!上等じゃねえか!弱かったら承知しねえぞ」
ラクサスは体全体にバチバチッと雷を発生させ、威嚇する。
「では…換装」
ミノトの両手に、大きな光が生まれる。
「なっ!…もしかしらと思ったが…あんたも…」
ラクサスが驚きの表情を浮かべる。
「まさか、ミノトさんもザ・ナイトの魔法なの!?」
「ってことは、アレンとヒノエさん3人そろって同じ魔法ってことか…ゾ」
レヴィとソラノが声を上げる。他のメンバーに関しても、同じように驚いている様子であった。だが、それを上回る驚きが、皆を襲うことになる。
ミノトの換装によってもたらされた武器は、巨大な槍と盾であった。ミノトの見た目から想像もつかないような大きな武具に、皆が戸惑いを見せる。
「おいおい、そんなでけえの扱いきれるのか?」
「ご心配なく。ランスの扱いなら、アレン様より上です」
「ほう?そりゃあいい…んじゃ、始めるとするか!」
ラクサ
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