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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第4章 姉妹編
第16話 加入
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まの言う通り、そうして頂けると幸いです」
「そ、それじゃあ、そうしま…するわ」
ミラは少し照れくさそうにしていたが、嬉しそうに語尾を言い換える。そんなミラとの会話をいったん区切り、ヒノエがマカロフに向けて視線を移す。
「それより、今日はマカロフさんにお願いがあって参りました」
「ほう?一体何かね?」
ヒノエは落ち着きを持った声でマカロフに声を掛ける。そして、ミノトと顔を合わせると、2人で同時に言葉を発した。
「「私達を、フェアリーテイルに入れては頂けませんでしょうか?」」
その言葉を聞き、アレンは頷き、マカロフとミラは軽く目を見開く。
「むぅ、もちろん、入るのは問題ないのじゃが、ここは魔導士ギルド。お2人さんは魔法が使えるのかね?」
「「はい、差し支えなく」」
ヒノエとミノトは、息を合わせたように声を上げる。
「そうかそうか。なら、2人の加入を認めよう。して、早速お2人の魔法と実力をしりたいのじゃが…」
「あー、悪いんだが、マスター。二人はこれから家探しをする予定でよ。それが終わってからでもいいか?」
マカロフの言葉に、アレンが口を挟む。
「おお、そうじゃったか。そしたら、家が見つかり落ち着いたらということでよろしいかな?」
「「はい。そのように」」
そうして会話を終わらせると、ヒノエとミノトはフェアリーテイルの酒場から退出していった。その際、アレンが「手伝いましょうか?」とヒノエとミノトに聞いたが、「お気になさらず」とやんわりと断られた。そのため、アレンは家から持ってきた資料のような紙の山をカウンターのテーブルに乗せ、椅子に腰かける。「ふぅ」とため息をつくと、アレンはミラにホットコーヒーを頼んだ。
「アレンよ、あの2人は、とてもよい人柄をしておるの。可愛いし」
「だろ?…てか2人に手を出そうとしてるなら、やめとけ。ありゃ無理だ」
「なんじゃ、アレンよ、お主、振られたのか?」
マカロフとアレンの会話を聞き、ミラが一瞬ビクッと震える。
「はは、そんなわけねーだろ。身体も精神も人間の20前半とはいえ、俺に取っちゃ姉ちゃんみたいなもんだ。そんな感情は持ち合わせてねーよ。ただ、あの2人が数多の男のアプローチを断ってきたのを知ってるから、そう言ったまでだ」
アレンの言葉に、ミラはホッとしたようにため息をつく。そんなミラの様子に疑念を抱いたが、とくに声を掛けるようなことはしなかった。
「それならわしも同じじゃよ。わしより長く生きているとはいえ、孫のラクサスと同じ精神年齢の女子に恋などせぬわ」
「はは、どうだか」「なんじゃとー!」
マカロフとアレンが軽く言い合いをしている様子をミラは笑いながら見守る。そして、用意したコーヒーをアレンに差し出す。
「はい、アレン」
「おお、サンキュー」
差し出されたコーヒーに口をつける
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