デートしてくれま・す・か〜
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に、パーティーメンバーってのは、助けよりも邪魔になることのほうが多いし、俺の場合」
キリトはそのまま話題を終わらせようとしたのだが・・・一言多かった。
「あら」
ヒュン、と目の前を何かが通り、キリトの目の前にアスナが突き出したナイフがあった。・・・ろくに反応出来なかったんだけど。
「・・・解ったよ。あんたは例外だ」
「そ」
アスナはそのままナイフを指で回しながら・・・キリトと咲にとってはとんでもない事を言い出した。
「なら、しばらくわたしとコンビ組みなさい。ボス攻略パーティーの編成責任者として、君がウワサほど強いヒトなのか確かめたいと思ってたとこだし。わたしの実力もちゃんと教えて差し上げたいし。あと今週のラッキーカラー黒だし」
「「な、なんだそりゃ!」」
キリトとサキがそう叫びながら・・・
「んな・・・こと言ったってお前、ギルドはどうするんだよ」
「うちは別にレベル上げノルマとかないし」
「じゃ、じゃああの護衛二人は」
「置いてくるし」
「さ、サキだって黒・・・」
「明日リズと用事があるんだって」
「あ・・・」
サキがそれを聞いて顔をしかめる。コイツとしては一日だけでも二人きりは避けたいのだろうか。
「最前線は危ないぞ」
キリトが口を滑らせ・・・まあ、再びナイフが煌めいて、キリトは了承せざるを得なかった。
「・・・素直にデートして下さいって言えばいいのに(ボソッ)」
「・・・っ!?」
ガツン、とアスナに脛を蹴られる。・・・今の勢い、現実でやられたら数分悶えていただろう。
「・・・」
ふと思った。・・・茅場晶彦はこんな世界を作りたかったのだろうか・・・分からない。そして翌日・・・
「・・・んで、何をやってんだ?咲」
咲に朝早くたたき起こされ、キリトとアスナの待ち合わせ場所(から離れた位置)に連れてこられて来た。
「つか、リズと用事あったんじゃないのか?」
「・・・まあ、事情を話したら了承を得られたよ」
「・・・ったく。こっちはシリカと約束があるんだけどな・・・」
シリカとは珠にメッセージを飛ばしあう・・・所謂メル友みたいな感じになっていた。
「メッセージなんて何時でも飛ばせんだろー?」
「・・・まあ、こっちも平謝りして許してもらったから、今日はフリーだけどさ」
『ほんと、アスナが関わると面倒ね・・・』
『まあ、仕方ないッスよ・・・』
二人も苦労しているようで
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