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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第4章 姉妹編
第15話 来訪
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と、こう言い放った。
「「お久しぶりです」」
アレンはその声に、暫し沈黙で返していたが、口をパクパクさせながら、何とか声を絞り出した。
「ヒ、ヒノエ姉さん…ミノト姉さん…」
その言葉に、フェアリーテイルの酒場の時が止まる。なんだか最近時が止まる頻度が多い気もするが、この酒場に、そんなことを気にしている者は1人もいなかった。
「「「「「「「「「「ええええええええええ!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
フェアリーテイルのギルドが、大きく揺れるほどの声が響き渡った。

アレンが奇妙な格好をしていた女性2人をみて、「姉さん」と言ったことから、フェアリーテイルの酒場はとんでもないことになっていた。
「ど、どうして、ここに…」
アレンは少し正気を取り戻し、2人に問いかける。
「あら、それは私たちがお聞きしたいことですわ♪」
「アレンさんがカムラの里から忽然といなくなってしまわれたので、心配致しました」
笑顔の絶えない垂れ目の女性ヒノエと、クールな表情の釣り目の女性ミノトは、アレンの言葉に、ゆっくりと、優しさを含んだ物言いで答えた。
アレンはその言葉に返答する前に、覚束ない足取りで、先ほどまで座っていた椅子に腰かける。そして、膝に肘をつき、両手で顔を覆った。だが、そんな様子をお構いなしに、ギルドの仲間はアレンに質問を浴びせまくる。
「お、おい、アレン、姉さんってどういうことだ!お前のお姉ちゃんなのか!」
「なんでこんな美人な姉ちゃんがいるんだよ!」
「羨ましいぞ!この野郎!!」
男性チームのナツ、グレイ、ギルダーツが大声で叫ぶ。
「じ、実の姉なのか!なあ、アレンッ!」
「ど、どういう関係なの!!」
「詳しく教えてほしい!」
女性チームのエルザ、ウルティア、カグラが畳みかけるように声を掛ける。
だが、アレンは同じように両手で顔を覆っており、それに答えようとはしない。自分に言い聞かせるようにして、アレンは何度か頷くと、両手を顔からどかし、ヒノエをミノトの方へ顔をあげる。間違いない、この顔、服装、声、話し方。本物のヒノエとミノトであった。
「わ、わかった。ど、どうしてここにいるのかは、互いに一旦置いておきましょう。あ、あとで3人でゆっくり話しましょう」
「ええ、私は構いませんよ♪」
「姉さまがそうおっしゃるのであれば、私もそれで構いません」
アレンの言葉に、2人は肯定の言葉を発した。
「なあなあ、アレン、誰なんだよ、この2人は!姉ちゃんなのか?」
ナツが早く教えろとばかりに、アレンの肩を揺さぶる。
「ふふ、アレンさんと私たちに血のつながりはありませんわ♪」
「アレン様と私たちは、幼馴染です」
ヒノエとミノトが、アレンの代わりにナツの質問に答える。そうして、再び、もう何回目?といった感じであるが、またしても酒場
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