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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第3章 帰還編
第13話 評議院
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のがあるでしょうが…ガキじゃあるまいし…」
「「「うっ…」」」
ウルティアの言葉に、3人は胸を撃たれたかのようにさらにズーンッと落ち込む。
「でも、ラクサスが誇張し過ぎってのもあるわ…それくらいでアレンがあんた達に怒って嫌気がさすことはないでしょ」
「だ、だが…」
エルザが言葉を詰まらせる。
「思うところがあるなら、ちゃんと謝ればいいんじゃないの?」
「「「うぅ…」」」
3人は、もどかしそうにそう呟く。
「大体、あんたら3人は…」「あー、すっきりしたー」
「「「「?」」」」
ウルティアの言葉を遮るように、ドアが開く音と、誰かの声が聞こえる。
「ん?なーにやってんだ、おめーら」
声の主はアレンで、ラクサスに支えられながら、アレンが戻ってきたのだ。
ラクサスはそんな4人などお構いなしに、アレンをベッドの上まで運ぶ。
「いやー、助かったよ、ラクサス。ありがとな」
「ああ、俺はもう行くぜ」
アレンとラクサスが軽く会話し、ラクサスが医務室から出ていく。
「「「「………」」」」
「何?この謎の空気感…」
アレンはシャワーを浴びている間にウルティアが増えたこと、そしてウルティア含め、4人が黙りこくっている雰囲気に、思わずツッコミを入れてしまう。
「ああ、えっと、アレン?」
ウルティアが拙く声を掛ける。
「ん?」
「あー、その、この3人がさ、なんかアレンを困らせたりしたの?」
ウルティアの言葉に、3人がビクッと震える。
「困らせる?ああ、シャワーのことか?」
アレンの言葉に、3人の身体はさらに震えだす。そして、
「はっはっは!もしかして、俺が怒ってるとかそんな風に思ってんのか?」
アレンは笑いながら声を張る。
「お、怒ってないのか?」
「怒ってねーよ、ありゃラクサスが言いすぎなだけだ。俺は別にどっちでもよかったぜ?」
エルザの質問に、アレンは軽口を叩くように答えた。それを聞いて、3人の表情はぱあっと明るくなった。
「ちょ、ちょっと、どっちでもよかったって…それって、その…い、一緒にシャワーに…入って…」
ウルティアが困惑した様子でアレンに声を掛ける。
「いや、シャワー浴びるのは1人でできるよ。そこまで歩くのがしんどいだけで…まあ、だからさすがにカグラの隅々まで洗ってあげられるにはちょっと…と思ったけど、別に対して気にしちゃいねーよ」
「う、うぅ…」
とんでもない発言をかましていたことを、名指しで言われてしまい、カグラは顔を真っ赤にして俯いている。
「…あんた、そんなこと言ったの?」
「い、いや、その、勢いで…」
ウルティアのゴミを見るような目に、カグラは顔をあげられずにずっと俯いている。
すると、アレンがそっとカグラの頭に手を添える。
「俺を思って、言ってくれたんだろ?ありがとうな」
アレ
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