第3章 帰還編
第12話 収束
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、わかってるだろ?俺たちじゃ、戦うことすらできない」
「…そうだな」
アレンは短く答える。
「だからよ、俺を鍛えてくれねーか?もちろん、全快したらの話だ」
「なんだよ、妙に真剣な口調だから何かと思えば…」
アレンは、ははっと笑いながらケラケラと言葉を放った。
「あのなー、俺は本気で…」
ラクサスは少し怒りを含めて答えようとしたが、それをアレンが遮る。
「言われなくても、そのつもりだ。ドラゴンスレイヤーの4人だけじゃない。希望する者は皆、鍛えるつもりだ。それに、少なくとも…」
「…少なくとも?」
ラクサスはアレンの言葉に一瞬呆気にとられるが、言葉の先を聞こうと復唱する。
「ドラゴンスレイヤーの4人は、最低でもアクノロギアに攻撃が通るくらいには強くなってもらう。死に物狂いでな」
アレンは語尾にドスのある声を含み、言葉を発した。そんなアレンの言葉に、ラクサスは目を見開くが、すぐに笑ってこう言った。
「上等だ…」
ラクサスがやる気に満ち溢れているところで、アレンはあることに気付く。
「…っていうか、お前…破門中じゃなかったっけ?」
「あっ…」
その後、しばらくの間、静寂が2人を包み込んだ。
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