暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第2章 天狼島編
第10話 vsアクノロギア
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、絶え間なく閃光を発し、鳴り響く。
それにより、天狼島は大きく損壊していた。天狼樹は大きく傾き、元々一つの島であった天狼島の大地は、3つに割かれていた。
砂ぼこりを掻き分け、アレンの太刀とアクノロギアの拳が衝突する。
ゴギャアアアアアアアアンっという衝撃音と共に、両者が距離を取って向かい合う。
両者ともすでにかなり疲弊しており、呼吸も荒い。
「おいおい、前に戦った時より…ちょっと強くなってねーか?」
アレンが悪態をつくように言い放つ。
「お互い様だ…。うぬの太刀筋にも、精度が上がっている」
アクノロギアも、言葉を返す。
「まあ、さすがにもう3度目だからな…なんとなく動きがつかめてきてるよ…」
「ほう?そうか…だが、それは我も同じこと!!」
アクノロギアは言い終えると同時に、アレンを薙ぎ払うように尻尾を振るう。
アレンは右側に太刀を縦一線に構え、尻尾を受け斬る。
「どうやら、回避速度が低下しているな。さすがに疲弊したか?その武器では、防御するのは難しかろ」
その言葉通り、アレンは数十メートル押し動かされ、全力で踏ん張っている様子であった。
しかし、体勢を整えると、アクノロギアの尻尾を払うようにして太刀を振りぬく。
「ガアッ!!」
アクノロギアが苦悶の声を上げる。尻尾をアレンから剥がすと、綺麗な太刀傷ができていた。
「…またしても我の身体に傷を…」
「不用心だな…アクノロギア…忘れたか?俺は一度、お前の尻尾を切り落としてるんだぜ?」
アレンは言うことを聞かなくなり始めている身体に鞭を打ちながら太刀を構えなおす。
先ほどの攻撃の影響もあり、ナルガ装備も損傷が激しい。
「…ふふふ…やはりうぬは危険だ…だが、何より…我を楽しませてくれる!!!」
アクノロギアが拳を繰り出す。アレンはそれをすんでのところで回避する。
アクノロギアが距離を取るように、後ろへ飛翔する。
「まだ、倒れてくれるなよ…」
「へっ、その言葉、そのままお前に返してやるよ!」
アクノロギアが、溜めのないブレスを放つ。溜めがないとはいえ、その威力は凄まじい。天狼島を割ったのもこの技であり、アレンですら無事では済まない威力を誇っている。
アレンは太刀を背中側に回し、アクノロギアの咆哮に合わせて技を放つ。
「円月」
太刀を振り下ろす。アクノロギアの咆哮とぶつかり合う。ミサイルでも撃ち込まれたような轟音と衝撃が響き渡る。暫く鍔迫り合いとなったが、斬撃と咆哮が両者ともにはじけ飛ぶ形で、土砂埃が視界を支配した。

既に天狼島から脱出して、6時間が経った。
エルザ達天狼島組は、今もなお、目を離すことなく天狼島の方角を眺めている。
ミラもフェアリーテイルへの連絡を終え、マグノリアの状況を皆に伝えた後、共に空を見つめる。
皆は言葉を交わすことなく、ただ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ