暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第2章 天狼島編
第8話 おかえり
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
トのようなことを繰り広げていると、ハッピーたちが泣いて走ってきた元凶が現れる。
ハッピーたちの後ろから、悪魔の心臓の残党が押し寄せてきたのだ。
「くそっまずいぞ…」
「まだ、魔力が…」
グレイとリオンが呟く。
「くっ…まだ残ってやがったのか…」
とアレンが何とか身体を起こし、戦おうとしたが…。
「「「あんたはおとなしくしてる!」」」
と3人に押さえつけられる。
「…あっっいっ…て…っ…」
アレンは、突然押さえつけられたことで、背中に激痛が走り、呻き声漏らす。
それを聞いた3人は、はっとしてアレンをいたわる。
「す、すまん」
「ごめんね、大丈夫?」
「咄嗟で…」
エルザ、ウルティア、カグラは心配そうに覗き込む。
アレンは何とか起き上がろうとしたその体力を3人の追い打ちにより完全にそがれ、
「っ…そんなことより、ちょっとまずくないか…」
と、悪魔の心臓の残党集団を見守ることしかできなかった。
そんな風に警戒していたのだが……。
「そこまでじゃ!!」
大きな声が響き渡った。皆がその声の方へと顔を向ける。
そこには、マカロフと、簡易キャンプにいたメンバーが立っていた。
「じっちゃん!」
「みんな…」
ナツとルーシィが嬉しそうに声をあげた。
「なっ、ふ、増えた!」
「あ、あれはマカロフか!?」
「て、てか、あそこを見ろ!」
悪魔の心臓の残党が次々と声をあげる。
「マスターハデスが倒れてる!?」
そんな風に残党どもが驚いていると、
「今すぐ、この島から出ていけ!!」
マカロフが威厳のある声で残党たちに吠える。
すると、残党たちは、「すみませんでしたー」と言って、一目散にその場を離れていった。
そんな様子を見て、皆は嬉しそうに喜んでいた。
まるで、宴のような歓声に、アレンは本当に帰ってきたんだな…と実感した。
そんな風に考えていると、マカロフが歩み寄ってきた。
「マスター…」
「…アレン…よくぞ、無事でいてくれた…」
アレンはその言葉をかみしめるようにして受け止めた。
「約束だったろ?何があっても…」
「アレーーーーーーーーーン!!!!!!!!!」
しかし、マスターとアレンの感慨深い再開は、あるものによって遮られることになる。
その声の主は、アレンの周りにいた3人の女性を押しのけ、思いっきりアレンに抱き着いた。
「がっ…あっ…」
ケガを負っている背中を思いっきり触られ、アレンは痛みにのたうち回る。
「アァーレン!ガァーレン!バァレーン!!!!!私信じてたよー!!絶対に生きてるって!信じてたー――!!!」
「ミ、ミラか!!」
アレンは、自分が知っているミラジェーンとは少し、いや、大分違う様子に、驚いていた。
「そう!ミラジェーンだよー!どうしてこんなに帰ってくるの遅かったのよ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ