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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第2章 天狼島編
第7話 決着
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バ、ガジル、ソラノ、ユキノも目を覚ます。
それを見ていたマカロフは、意を決して、口を開く。
「ならば…皆支度すませ、船へ向かうぞ…。アレンの…仲間の元に…」
それを聞き、簡易キャンプにいるメンバーは、皆、悪魔の心臓の船へと向かった。

「…まさか、自ら飛び出してくるとは…」
ハデスも、フェアリーテイルのメンバーと同じ感情を抱いていた。
「だが、それならば好都合…我の力で、うぬを地獄へと引きずり込んでくれよう…」
しかし、その考えが、うぬぼれであったことをハデスはすぐに気づくことになる。
一番最初にアレンにとびかかった悪魔、それが、一瞬にして三等分にされたのだ。
「な、なんだと?」
斬られた悪魔は、呻き声をあげながら、瓦礫へと逆戻りし、バカッと三等分になる。
(馬鹿な、このネメシスによって生み出された悪魔は、それぞれの魔力尽きぬ限り何度でも蘇るはず…なのに、なぜ…)
「随分驚いた様子だが、答えを言おうか?…その魔力をすべてそぎ落としたんだよ、斬撃と共にな」
「何を馬鹿なことを?そんなはずが…」
「信じられねーか?だが、俺の言葉は信じられなくても、てめえの眼なら、信じられるだろう」
そういって、アレンは次々と悪魔を切り伏せてゆく。切られた悪魔は、二度と蘇ることはなく、瓦礫へと、もとに戻っていく。
そんな中、悪魔の一体が、フェアリーテイルのメンバーの元へと向かっていく。そして、その凶悪な魔力でもって、スサノオを攻撃する。が…、バキンッという音とともに砕け散ったのは、悪魔の剣のような腕の方だった。ぐおおおおおっと悲痛の雄叫びをあげている悪魔を、アレンは後ろから切り刻む。
そこで、ハデスは確信する。アレンが魔力を、スサノオを展開したのは、この悪魔の軍勢に立ち向かうためではなかったということを、ただ、仲間の身の安全を守るためだったということを。それだけのために、我がネメシスと同等の魔力をもってして顕在させたということを。そして、こともあろうか、自分へと向かってくるアレンは、二対の剣を両手に抱え、魔力を纏うことなく斬りかかってくる。ハデスにとってそれは、これ以上にない侮辱に他ならなかった。
すでに、黒き悪魔は、残り3体までに減らされ、アレンの剣が自身に及んでくるのは時間の問題であった。
「…けるなよ…」
ハデスは小さく、だが、どす黒い声で呟いた。
「ふざけるなよ!!!!この小童がー−!!!!!!」
ハデスは両手を広げ、術式を展開する。それは、ラクサスに放ったものよりも数段強力な、天照式魔方陣であった。それは、ハデスが悪魔の眼を開眼して初めて扱える、限られた範囲における攻撃力では最強の魔法であった。それをアレンに向けて放つ。
それを見たラクサスが、大声でアレンに知らせる。
「アレン!!天照式の魔方陣だ!しかも、ありえないほど
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