第2章 天狼島編
第6話 vsハデス
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
。
ハデスの生み出した悪魔が、こちらへ向かってくる。
エルザは目を見開く。なぜ、なぜこの巨大な化身の中にいるのに、そんな短い剣を取り出すのか。不穏な予測がエルザの頭をよぎる。だが、それはエルザだけではなかった。
「ちょ、ちょっと、アレン?あんた、まさか…」
ウルティアが言い終える前に、アレンはスサノオの中から飛び出した。
「「「「「「「「「「なんでー!!!!!!」」」」」」」」」」
皆、そう10人は、当たり前のように、このスサノオとかいう化身の中で、これを操ってあの悪魔たちと戦うものだと思った。
アレンはその問いに、走りながら、振り向いて答える。
「ん?なんでって、あんな強そうな相手、直接戦わなきゃ楽しくないだろ」
その答えに、10人はまたしてもポカーンと大口を開ける。
そして、ナツがははっと笑って呟く。
「やっぱり、アレンはすげーや!」
だが、他の9人は全く別の感情を抱いていた。
「…アレン(さん)は…もしかしたら…アホなのかもしれない…」
もちろん、本当にそう思っているわけではない。ただ、アレンと交流があった時よりも大人になった自分たちだから、感じる部分があったのだ。アレンにも、どこか抜けているところがあるんだ…と。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ