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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第2章 天狼島編
第6話 vsハデス
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まさか、アレンさんの魔法って…」
「ああ、私と同じ、ザ・ナイトだ。私と同じ、な」
エルザは強調するように繰り返して言った。
何よ、自慢げに…と、カグラとウルティアは目を細めていた。
「エルザと同じ魔法なんだ…なんか、運命感じちゃうね!」
ルーシィの言葉に、エルザは顔を真っ赤にして狼狽える。
「う、運命だと、そ、そんな…いや、まあ…確かに…うん…」
悪くない…と言いたげにエルザはぶつぶつと何か呟いていた。
「だが、同じなのは魔法だけだ。エルザのザ・ナイトと、アレンのザ・ナイトじゃ天と地ほどの差、格が違う」
ラクサスがボソッととんでもないことを口にした。ルーシィとウェンディは、エルザが怒る!と思い、そーっとエルザの顔を見る。だが、エルザの顔は清々しく、
「ああ、その通りだ。アレンの魔法は、強さは別格だ」
その発言に、ルーシィとウェンディはさらに驚く。あのエルザが、一切の迷いなく、それを認めたのだ。ギルダーツの時ともまた違う、更に上を見ているかのような、そんな雰囲気が感じられた。
そうこう話しているうちに、アレンとハデスに動きが見られた。
「わりいな、ハデス。準備運動にしては、ちと派手にやりすぎた」
アレンの言葉を聞いてかしらずか、ハデスは土埃の中からその姿を現す。
「なるほど、確かに、すばらしい力だな。だが…」
土埃を利用して、左右から先ほどの黒いドリルのような魔法で攻撃を仕掛ける。
「予想の範囲内だな」
ドガーン!とアレンを穿つように魔法が襲い掛かった。
「アレンさん!」
ウェンディが叫ぶ。だが、その心配は杞憂に終わる。
「そいつはよかった。もし今ので終わってたら、拍子抜けも良いところだからな」
ハデスの放った魔法は、アレンに当たる瞬間、太刀によって軌道をずらされ、アレンの後方へとその狙いを変えたのだ
「ほう、なるほど、この速さの魔法を斬るか…なるほどなるほど…どうやら…」
ハデスは左目についた眼帯に手を伸ばす。
「手を抜く必要はなさそうだな…」
眼帯を外す。
「悪魔の眼、開眼!」
その瞬間、魂を削られるような、禍々しいオーラが漂う。
「アクノロギアをも打ち砕く力をもつうぬには、特別に見せて進ぜよう…魔道の深淵を」
禍々しいオーラは、更に渦を巻き、船全体を、島全体を侵すように広がってゆく。
アレンはその様子を黙って見守っている。
「ここからはうぬの想像を遥かに超える領域となるだろう」
だが、エルザ達は気が気ではない。この禍々しいオーラ、普通の人間であれば、いや、たとえ魔導士であっても、命を削られる、闇の魔力であった。
エルザ達は皆、ガタガタと身体を震わせて、怯えている。
「ば、ばかな…」
グレイが呆然と言葉を放つ。
「こんなの…あり、えない…」
ウェンディが涙を浮かべて呟く。
「こん
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