第2章 天狼島編
第6話 vsハデス
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く。
そんな様子をみて、エルザ、カグラ、ウルティアのイライラパラメーターは上昇を見せた。
最後にラクサス、と思っていたアレンだが、ラクサスは、ふらふらと皆が集まる場所へ向かって歩いていた。
「なんだ、ラクサス、動けるのか?」
「ああ、俺は、途中からの参戦だったからな…痛みが引いて、多少はな」
アレンはふーんといい、ラクサスを見ていた。足取りはおぼつかず、どうみてもボロボロであった。
「なんだよ、恥ずかしがって、俺が抱っこしてやるぞ?ん?」
そんなアレンの言葉に、ラクサスは顔を赤く染め、
「う、うるせー!ふざけたこと言ってねーで、敵見とけ!」
ラクサスは、そんな顔を見られまいと、「くそっ」と言いながら、ドカッと座り込む。
そんな様子を見ていたエルザやナツたちがくすっと笑う。
「笑ってんじゃねー!ぶっ飛ばすぞ!」
とラクサスが後ろで照れ隠しの激高を見せている。
そんなラクサスを尻目に、アレンはハデスに注意を向き直した。
「なんだよ、随分と律儀に待っててくれたんだな。てっきり後ろから攻撃してくるもんだと思って警戒してたのに」
アレンはハデスとの距離感を意識しながら、口を開いた。
「ふん、うぬには興味があるからな。とはいえ、待たせすぎだがな」
アレンは、「わりぃ」と一言、言い放つ。
「うぬが、アレンというのは本当かね?」
ハデスは、突如現れた男に向け、言葉を発した。
「ああ、あんたは、ハデスだろ?」
アレンは答えながら、同じように質問をする。
「いかにも。だが、妙だな、うぬはアクノロギアとともに、エーテリオンで消滅したと聞いておったが…」
「あー、なるほど、そういうことになってるんだな。まあ、消滅していないから、ここにいるわけだがな」
ハデスは目を少し見開く。
「ふん、なるほど、ならば…」
ハデスは手のひらに魔力を込め、
「アクノロギアをも脅かす、うぬの力、見せてもらおうではないか!」
黒き魔力がドリルのように解き放たれる。
黒き魔法がアレンに襲い掛か…らず、空を切る。
そして、アレンは一瞬でハデスの間合いに入り込み、ラリアットを決め込む。
――ドゴォォォッッン!!!!
ハデスは後方へ大きく吹き飛ばされ、壁に衝撃。大きな土埃が巻き上がる。
「「「「「「「「「「「……………は?」」」」」」」」」」
エルザ、ナツ、グレイ、ルーシィ、ウェンディ、ウルティア、ジェラール、カグラ、リオン、ラクサスは、揃って大口を開けてポカーンとしていた。
「やべ、ちょっと強くやりすぎたか?」
まあいいや、と言いながら、「換装」と呟くと、身長と同じくらいの剣、太刀を取り出す。
ルーシィは、先ほどの、めちゃはや、めちゃつよラリアットに呆気を取られていたが、今アレンが使った魔法にも驚きを隠せなかった。
「ちょっと、換装って
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