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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第2章 天狼島編
第5話 再会
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よ」
ハデスが止めの一撃を喰らわせようとした、その時、船に雷撃が落ちる。
その雷撃は、ハデスの腕に直撃し、ナツへの攻撃を中断させるに至った。
雷撃はそれだけに留まらず、人の形をとなる。
「こいつがじじいの仇か、ナツ」
「ラクサス…」
ナツの顔に笑顔が浮かぶ。
ラクサスはハデスの頭へと雷を纏った頭突きをしようとする。
刹那、ハデスは、そんなラクサスの姿を見て、若かりし頃のマカロフの面影を見る。
「小僧!」
バチィという轟音とともに、ラクサスの頭突きを受けたハデスは大きく後ろにのけぞった。

場面は変わり、簡易キャンプ。
ここでは、傷ついたマカロフ、ミラ、ガジル、エルフマンが療養し、それも守る形で、レヴィ、フリード、ビックスロー、リサーナ、カナがいた。
ここにいない、ギルダーツなどのほかのメンバーは、敵の殲滅などで、このキャンプにはいなかった。
エルフマンは、先ほど目が覚め、リサーナの治療を受けている。
レヴィとフリードは、敵が来た時のために、防御の術式を展開していた。
そこに、ビックスローが帰ってくる。
「どこ行ってたんだ、ビックスロー」
「敵をイカダに括り付けて、川に捨ててきた。目を覚ましたら、また襲ってくるとも限らんからな」
ビックスローは続けて言葉を発した。
「そんなことより、エルフマン、お前もう動いて…ガッ!」
その言葉は途中で遮られることになった。
目を覚ました悪魔の心臓の、犬のようなヨマズと鶏のようなカワズが襲い掛かってきたのだ。
ビックスローは腹を魔法で貫かれ、その場に倒れこむ。
卵爆弾のような攻撃で、完成しかけていた防御魔方陣が破壊される。
「くそっあともうすこしだったものを…」
ヨマズとカワズはここぞとばかりに、手負いのフェアリーテイルへ襲い掛かる。
そこに相撲取りのような華院=ヒカルも加わり、フリードたちは一気に劣勢に立たされる。
…そんなときであった。横になっているマスターの胸元、ペンダントが淡い光を放つ。だが、その光に気付くものはいなかった。いや、気付く必要などなかった。
「ふふふ、貴様らにはもう、戦う力は…ぐはっ!!」
突然、ヨマズとカワズが背中から血を流して倒れこむ。
突然の出来事に、フリードをはじめ、皆が目を見開く。
「な、なんすか…ガッ!」
何が起こったのか理解できないまま、ヒカルも背中から血を吹き出し、倒れる。
「な、なんだ?動き回って、傷でも開いたのか?」
先ほどまで倒れていたビックスローであったが、やられたふりをしていたらしく、ケロッと起き上がり、状況を確認する。

「俺が斬ったんだよ」

ビックスローの、少し離れた位置から、男の声が聞こえた。
「ああ?誰だ、てめー…」
フード付きのマントを被っているせいか、顔が見えない。その男はニヤッ笑う
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