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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第1章 始動編
第4話 希望
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ェーンは驚きのあまり、両手で口を覆っていた。
ほかのメンバーも、もはや言葉にならないといった様子であった。
「黒竜の一撃を喰らった。ほとんど一瞬の出来事だった。左腕と左足、内臓もやられた」
マントを元に戻し、再度、話を続けた。
「イグニールってやつがどうだか知らねーが、あの黒いのは間違いなく人類の敵だ」
そこまで言うと、ギルダーツは近くにあったカウンターの椅子に腰かける。
「そして…人間には勝てない…」
「そ、それを倒すのが滅竜魔導士だろ!俺の魔法があれば…それに、ガジルとウェンディもいる!黒いドラゴンなんて…」
「本気でそう思ってんなら、止めやしねーよ…。だが、忘れたわけじゃねえだろう?」
ギルダーツはそう言ってカウンターの端にある枯れた花を見つめる。
「あのアレンですら、勝てなかったんだ」
その言葉を聞いて、ナツはギルダーツを睨みつける。
「アレンは負けてねー!アレンは、評議会のエーテリオンに巻き込まれたんだ!評議員のやつらがエーテリオンなんか撃ち込まなきゃ…きっと、勝ってた!」
「確かに、評議員のやつらは互角に戦ってたと言っていたが、例えそうだとしても、今のお前じゃ、やつを倒せやしねえ」
ナツは拳を握りしめ、小刻みに震えている。怒りとその他色々な感情で訳が分からなくなっていた。
「く、くそぉ!!」
そう言い残し、ナツはギルドを飛び出していった。
「「ナ、ナツっ!」」
ハッピーやギルドのメンバーがナツを引き留めようと声を掛ける。
「ハッピー」
ギルダーツに声を掛けられたハッピーは、ギルダーツの方へ再び向き直る。
「お前がナツを支えてやれ。あれは人間じゃ勝てねえが、竜なら勝てるかもしれねえ。ナツなら、いつかきっと…」
ギルダーツの言葉を聞き、ハッピーは固まっていたが、
「あい!」
とすぐに返事をし、ナツの後を追いかけていった。
そんな様子を見守り、ギルダーツは再び大きなため息をつく。
「さて、話は戻るが、俺が出会った黒いドラゴンは間違いなく、あの日、あの時、アレンが戦った黒竜で間違いはないだろう」
ギルダーツの言葉を皆、固唾をのんで聞いている。
「妙だとは思わないか?」
「妙?」
カグラが聞き返す。
「わしも、お主の話を聞いていて、同じことを思ったわい」
ギルダーツの話を、先ほどまで黙って聞いていたマカロフが口を開く。
「どうゆうことですか?マスター」
今度はミラジェーンがマスターに聞き返す。
ギルダーツとマカロフはタイミングを合わせたように同時に答えた。
「「なんでやつは生きている?」」
その言葉に、カグラ、エルザ、ミラ、ウルティアが目を見開く。
そう、なぜ生きているのか。評議員は、アレンとアクノロギアはほぼ互角の状態で戦っていたと話していた。それはつまり、アクノロギアも相当なダ
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