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フェアリーテイルに最強のハンターがきたようです
第1章 始動編
第2話 旅路
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えれば、フェアリーテイルに迷惑がかかるのではないかと。だが、今後もフェアリーテイルに所属していくのであれば、いつかどこかで皆が知ることになる。そう考えたアレンは、意を決したように口を開いた。
「…三天黒龍」
「なっ…?」
マカロフは、開いた口が塞がらないといった様子であった。
「さすがマスターだ。知ってるのか…」
「名前だけじゃよ…三天黒龍…黙示録にある黒き龍…まさか、存在していたのか…」
マカロフは冷や汗を流しながら俯く。
「正確には、三天黒龍のうちの2匹、黒龍ミラボレアスと煌黒龍アルバトリオンは復活していない。残りの1匹、黒竜アクノロギアが復活を企んでいる。その理由まではわからんがな」
「むうっ…」
マカロフは信じられないといった様子でアレンを見つめる。
「俺は、アクノロギアと一度戦った。だが、最後の最後に敗北し、海へ投げ出され、気付いたら、楽園の塔という場所にいた。エルザとジェラールとあったのもそこだ。そして、どんな手段を使うのかは不明だが、アクノロギアが残りの三天黒龍を復活させる前に倒す。それが俺のやらねばならぬこと、使命だ」
マカロフはアレンの目をじっと見つめる。
アレンはS級魔導士の中でも別格のギルダーツですら相手にならなかった。マカロフの目から見ても世界最強と言える力を持つ。
しかし、その目はなにか大きな決意をしたようなものだった。まるで命をかけた戦いに挑むような。
「お主が黒竜と戦ったことがあるという話は初耳じゃ。おぬし、死ぬつもりか?」
「いや、死ぬつもりはないさ…だが、命を賭けて戦うことにはなるだろうな」
その言葉を聞いたマカロフは言葉を失う。
「それでもやらなければならない。想像してみろ、三天黒龍が、雁首揃えて鎮座する姿を」
大陸、いや、世界の崩壊。黙示録の龍など、天災そのもの。本来、人間が抗えるものではない。ましてやそれが3匹揃うなど、大地震に大津波、巨大台風が一度に一斉に来るようなものである。
マカロフは迷う。親として、ギルドの者が命を失うかもしれない戦いに行くなど、許可できることではない。アレンの実力は信頼しているが、三天黒龍の強さはレベルが違う。だが、アレンの目、そこに宿る強い意志は曲げることはできないと感じた。
「一つ条件を付ける。命を賭けて戦うと言ったが、死ぬことは許さん。何があろうと絶対に無事にギルドへ帰ってくること。それが条件じゃ。そして、一度目の戦いも含めて、黒竜との戦いをわしの酒の肴に聞かせてくれぃ」
そう言うマカロフ。無茶な願いを許してくれて、心から心配をしてくれたことにアレンは感謝した。そして必ずここに帰ってくると誓う。
「すまねえ、マスター。礼と言っては何だが、これを…」
そういって、アレンはマカロフに一つの小さなペンダントを渡す。そのペンダントは丸い金属の中に、小
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