第1章 始動編
第2話 旅路
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を取り戻し、嬉しそうにしていた。これを機に、ナツがアレンを慕うようになったのは言うまでもない。
さて、ナツとの勝負を終えると、エルザ、ミラ、ウルティア、カナ、カグラ、が声を掛けてきた。アレンは久しぶりにあった子どもたちを嬉しそうに抱きしめたり、抱きかかえたりした。アレンから抱きかかえられた5人は、恥ずかしそうにしながらも、とても嬉しそうにしていた。あらかた5人を抱きかかえ終えると、ウルがアレンの座るカウンターの隣に陣取り、アレンの腕に引っ付くなどし始めた。アレンはそんなウルを振り払うこともなく、一緒に酒を飲んで楽しんでいた。それを見て、5人の少女が嫉妬したのは言うまでもない。
そんな風にギルドで過ごした後、久しぶりに家に帰った。エルザとジェラールはいまだにアレンの家に住んでいるらしく、「そろそろ自分たちで家を借りな」という言葉に反論したが、結局押し負けて、それぞれ家を探し始めた。アレンは、「一緒に寝たい」というエルザとジェラールの要求を受け、3人で一緒に眠りについた。エルザが恥ずかしさと緊張で中々寝付けなかったというが、アレンには知る由もなかった。
アレンはマグノリアにいる間、皆に修行をつけたり、家の家具を買いそろえたり、ウルとウルティアと食事を楽しんだりして過ごした。ウルとウルティアとはまた食事をしようと約束したりして、ギルドメンバーや街の住民と積極的に関わっていた。
そんな中で、アレンは思わぬ男から声を掛けられた。マカロフの孫であるラクサスであった。ラクサスは、「勝負して欲しい」とアレンに頼み、アレンもそれをすぐに承諾した。アレンは、ラクサスが悩んでいることを見抜き、「お前はお前だ、ラクサス」と言葉を掛けたことで、ラクサスはずっと悩んでいたことが一瞬で吹き飛んだ感覚になる。「俺がいつでも相手をしてやる」と言葉を掛けられたことが、悩みを吹き飛ばす一因ともなり、ラクサスは気恥ずかしそうにしていた。…ちなみに、ラクサスがアレンに一撃も与えられずに敗北したことは言うまでもない。
そんな生活を続けて3ヶ月程経ち、アレンはそろそろだな、と思いマカロフに話をした。
「100年クエストをいくつか受けたい。またしばらく帰れなくなるが許可もらえるか?」
100年クエストはS級魔導士ですら達成できる可能性はほぼ無い。それを複数等まずありえない事だった。しかし、
「まぁお主の実力からすればなんの問題もないじゃろう。しかし、そろそろお主のやらねばならぬことを、教えてくれんかの?」
「…場所を移せるか?…ここでは話しにくい」
「わかった、では奥の個室に移動しよう」
アレンとマカロフは個室へ移動する。そんな様子を見ていたエルザは、気になったので、バレないように後をつけることにした。
「では聞かせてくれるかの?」
アレンは迷っていた。今ここであの事を伝
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