第1章 始動編
第1話 異世界
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皆が話すのは2人の勝負についてで、戦いの余韻に浸っていた。特にアレンの強さを語るものは多く、それを聞いたエルザとジェラールはとても嬉しそうであった。
マカロフとギルダーツも、アレンの強さを褒め、3人で会話を繰り広げながら酒を酌み交わしていた。マカロフは、「お主の使命とはなんじゃ?」という質問をするが、アレンは黙りこくってしまう。「話せる時が来たら話してくれ」というマカロフに、アレンは「すまんな」と返す。
マカロフはアレンが旅に出るという話になると、その前に皆を鍛えて欲しいとお願いした。アレンはその願いを受け、希望する者全員に簡易的ではあるが、修行をつけることにした。
特に、カナという少女の熱の入り方は異常であった。アレンはそんなカナに「焦らず、ゆっくりとな」と言葉を掛け、頭を撫でる。そして、「女の子なんだから、笑顔も大事だぞ!可愛いんだから」と言葉を掛ける。カナは顔を真っ赤にして恥ずかしがっていたが、アレンの言葉を聞き、笑顔を見せた。
ギルダーツとの戦いは、マグノリアの街にも広がり、同じくそこまでの実力があったとは思わなかった住民は、さらにアレンへの期待と信頼を寄せるようになった。
それからおよそ2週間後。
アレンはギルダーツとの戦いで実力を認められ、S級魔導士となった。アレンはマカロフの依頼で10年クエストをいくつか請負、出発することにした。エルザとカナは涙を浮かべながら、「絶対帰ってきてね!」とアレンに言葉を掛ける。アレンはそんな2人の頭を撫で、「わかった、必ず戻る」と言葉を掛ける。
アレンは、ギルドの皆に見送られながら、旅へと出発した。
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