第1章 始動編
第1話 異世界
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に送るだけならと思い、承諾した。それを聞き、2人はとてもうれしそうにしていた。
暫くすると、船は陸についた。皆の行動はそのまま船に乗って移動する者、陸を歩くものなどそれぞれであった。アレンはジェラールとエルザを連れて、歩いていくことにした。ロブは、幼い子供たちが自立するまで面倒を見るということで、別行動となった。落ち着き次第、また連絡を取ろうと約束し、3人はフェアリーテイルへ向け、歩み始めた。
3人は様々なことを話しながら旅をしていた。ジェラールがアレンの強さの秘訣を聞いたり、エルザがアレンの好きな女性のタイプを聞いたりして、仲を深めていった。
ジェラールの質問には、数多のモンスター、竜を倒してきたことと、その素材を使って様々な武器や防具を作ったからなどと答えると、目をキラキラさせながら話を聞いていた。エルザの質問には、正義感のある、強い大人な女性と答える。それを聞くと、小さく何度も復唱する。「私もきっと…」と顔を赤くしながら俯いていた。
また、アレンは大の子ども好きであり、2を肩車したり、抱きかかえたりして触れ合いながら歩いていた。ジェラールは尊敬からくる嬉しさで、エルザは恋心からくる嬉しさと恥ずかしさで顔を赤らめたりしていた。
加えて、2人が「強くなりたい」というので、アレンが簡単な修行をつけたり、時折遭遇する盗賊やモンスターと戦ったりと、エルザとジェラールはこの短期間でも驚くほどに成長していた。
そうしていると、ある時、2人は魔法が習得するにいたった。エルザはアレンのことを考えていたこともあり、アレンと同じザ・ナイトと呼ばれる魔法が使えるようになった。剣や鎧を換装する魔法で、アレンが「おー、俺と同じじゃないか!」というと、心の底から大喜びしていた。
ジェラールは天体魔法を使うようになった。途中、立ち寄った小さな村で読ませてもらった文献に載っていたものだ。アレンの圧倒的な剣のスピードや破壊力にあこがれたジェラールは、この魔法でいつかアレンのような強者になると誓った。
そうして3人は進んでいき、フェアリーテイルのある街、マグノリアに到着した。
マグノリアはとても賑やかな街であり、3人はそんな賑やかな街に驚きつつ、フェアリーテイルを目指した。フェアリーテイルに入ると、まず最初に目に入ったのは喧嘩であった。騒がしいギルドであり、アレンは「活気があっていいな」と言葉を漏らした。
アレンはそんな2人を見て、ある老人に声を掛ける。どうやらその老人がマスターであり、名をマカロフというらしい。アレンはロブのことも伝えつつ、これまでの経緯を話す。マカロフは驚いた様子を見せていたが、エルザとジェラールの加入を認めてくれた。
アレンは役目を終えたと言わんばかりに、エルザとジェラールに「じゃあな」というが、エルザもジェラールもアレンの服を掴み、泣
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