第1章 始動編
第1話 異世界
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ルザを連行していった。エルザが戻ってきたとき、なんと片目を潰されていたのだ。皆が悲しみと怒りに声を上げていると、回復が見込めないほどの傷であったアレンは、異常なタフさと回復力で目を覚ます。
アレンは換装の魔法で古の秘薬を取り出し、エルザに呑ませた。すると、驚いたことに、エルザの目が治ったのだ。アレンはお礼を言うエルザに対して、頭を撫でてあやす。エルザは顔を赤らめて恥ずかしがっていた。
その後、治療をしてくれたお礼をしつつ、この世界とこの場所について説明してもらった。その際に、皆の名前を聞いたのだが、「私はただのエルザ」と言ったことで、アレンが、「エルザの綺麗な髪の色を取って、「エルザ・スカーレット」と名付けると、エルザは髪を撫でながら、嬉しそうにしていた。
そんな風にしていると、騒ぎを聞きつけた監視員が罰として、エルザを殺そうと剣を振るった。アレンは片手剣を換装し、それを防ぐと監視員を切り倒す。
アレンは皆に問うた「このままここにいていいのか」、すると、皆が「自由になりたい」というので、アレンは皆を連れて脱獄を図った。
エルザ達は海岸にある監視員の船を奪還するため、アレンはすべての牢の解放と、監視員の殲滅のため、別行動をとった。
エルザ達は無事に楽園の塔を脱出し、船に乗り込む。アレンが戻ってこないことに不安を抱いていたが、暫くすると、楽園の塔の一部が崩壊し、アレンが船に飛び乗ってきた。
アレンの無事を見たエルザは、思わずアレンを抱きしめる。アレンは、そんなエルザの頭を撫でる。少しして、エルザは自分のやっていることが非常に恥ずかしいことであると理解し、バッとアレンから離れる。
そうして、アレンやエルザ達は楽園の塔を脱出し、陸を目指して船を進めた。
2隻の船は楽園の塔から近隣の島を目標に進んでいた。そのうちの一つアレンが乗る船。
元奴隷たちはボロボロの服を着ていたため、アレンがインナーを出し着替えさせていた。鎧の下に着るものなのでかなり薄手のものだが、きれいなものを着れるとあって、喜んでいた。
ある程度落ち着いてきたところで、今後の事について話し合った。
船の中には、監視員が所属していたと思われる教団のお金がたくさん積んであった。それを皆で分配して、それぞれが思うように生きていこうと声を掛けた。
そして、アレンの勇士を見て、力になりたいと言ってきた男たちには、幼い子供や不安なものと一緒に行動し、手助けをしてあげて欲しいとお願いした。
そうして船が進んでいると、エルザとジェラールが声を掛けてきた。その後ろにはロブという男もいた。どうやら、ロブは元フェアリーテイルの魔導士であり、この2人がフェアリーテイルに入りたいと言っていることから、2人をフェアリーテイルに連れて行ってくれないかとお願いに来たのだ。
アレンは、少し迷ったが、ギルド
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