SAO編ーアインクラッド編ー
11.裏切りの赤
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岩の壁が広がるエリア。
ここに入った途端、俺は何かしらの違和感を感じた。
「よぉし!ここで一時休憩」
そこらにあった岩に座り込む。
「では、食料を配布する」
ゴドフリーから投げられる袋。そこに入っているマズそうなパンとビンに入った飲み物。ビンに入った飲み物を一口飲もうとするが...........なにか違和感を感じる。
次の瞬間、キリトが持っていたビンを投げる。そして、キリトとゴドフリーが倒れこむ。
「キリト!!ゴドフリー!!」
その時だ、後方から途轍もない殺意を感じる。振り返るとそこには、大剣を振り上げるクラディールが!!
「死ねぇぇぇ!!!クソがき!!」
大剣が振り下ろされる!!
それをギリギリ手刀で防ぎ、クラディールと距離をとる。
「どういうことだ、クラディール」
「どうもこうも.......こういうことだよ!!!」
クラディールがゴドフリーに大剣を突き刺す。
「あぁぁぁ!!!」
「ゴドフリー!!!」
ゴドフリーのところへ向かおうとすると、五人のマントで顔まで隠したプレーヤーが俺の前に姿を現す。
「何だ、お前ら!」
「何だ、お前ら........だと?これを見せればいいか?」
五人のプレーヤーが一斉にマントから右腕を出す。そこには..........笑う棺桶のマークが........つまりこいつらは.......
「ラフィン・コフィン.........」
「それじゃあ、こいつは俺らに殺らせろよ、クラディール」
「好きにしやがれ、俺はこいつらで十分だ」
(これが俺が感じていた、違和感か........)
「それじゃあ、《槍剣使い》のシュウ.........お前を殺す」
四人のプレーヤーが武器を取り出す。片手剣が二人、両手用槍が一人、斧が一人。
一人だけ武器を取り出さない。俺は奴を知っている。武器を取り出さず、指示を送り相手をペテンで騙す、ラフィン・コフィンの参謀。
「お前、ライアか........」
「わかったところで意味はない。お前は死ぬのだから........殺れ」
ライアの指示で四人が一斉に突撃系のソードスキルを発動。二手刀で何とかそれを防ぐが、キリトたちからだいぶ、引き離された。
「お前を殺せば、俺たちの名はまた広がる!!ラフィン・コフィン、復活のカテになるんだ!!」
ライアが武器を取り出す。初めてこいつの武器を見た。ライアの武器は.........斧。
ライアのソードスキル.......重い一撃が俺に襲いかかる!!
二手刀をクロスさせ防ぐが、残りの四人が俺を襲う!!
「クッソ.........」
「さすがのボスを一人で二回倒したお前でもこ
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