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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
ちょっとの背伸び!
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打鉄一機大破させちまったんだ。
当然弁償なんて話になってくるんだけど。そこは研究者の人たちが庇ってくれた。
この子はちゃんとした訓練も受けさせられないまま、あんたがた政府に飛ばさせられたんだ、こうなるのは無理ない、というか当たり前の結果だ。そう言ってくれた。
政府のお偉方も、これには首を縦に振るしかなくて、結局弁償は無し。
「でも危なかったんだわ。危うく高校生にして、億の借金受けるとこだったんだからな」
「う、うわぁ・・・。なんて危ない話」
「だから、清香もあんくらいで落ち込んでちゃ駄目だって。俺も練習繰り返したから出来たんだ、意外と真面目な清香に出来ないわけないだろ?」
「う、うん。ありがと!なんか、その話聞いたら元気出てきたよ。・・・って、意外と真面目ってどういう事?意外は余計でしょー!」
座ってたベンチから立ち上がって、ぶんぶん手を振って怒る清香。
そんな仕草が不思議と可愛いと感じるのは、きっと夜だからだな。今のテンションがそうさせるんだろ。うん、深い意味はない・・・・はず。
「っと、もう戻らなくちゃ。私、ルームメイトの子に勉強教えないといけないから」
「おう、じゃあな。明日は俺の勉強よろしくなっ」
「うん、勿論だよ!今日の借りは明日返す!」
「なんだそれっ」
「拓夢君のマネなのだよ〜。じゃ、今日はありがと・・・・、これ、お礼」
「ん?なんだ・・・・・」
なんだよ?と聞こうとした言葉が途切れた。
頬に伝わる微かな温かさ。ちょっと湿った感じ。そして吐息。
「じ、じゃあまた明日っ!」
「お、おう・・・」
すたたたたっ、と足早に掛けてく清香を俺はただ見送ることしか出来なかった。
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