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不可能男との約束
始業式を告げる鐘
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「本音! 本音でてるよ!」

周りの全員が何かツッコんでくるが、気にしちゃ負けだと浅間はそう思っているのか、無視している。
馬鹿な生徒ばかりだと笑っていると、どうやらまだ話は続くらしい。

「そ、そんな事を言うなら、喜美だって、トーリ君は当然、シュウ君とも昔から仲が良いじゃないですか!?」

「あら、浅間。私がその答えを言っていいの? 言ってもいいの? ねぇ、行ってもいいのかしら!? じゃあ、容赦しないわよ!! ───知らないわ!」

「ええーー!」

「だって、愚弟は私が起きた時には既にいなかったし。愚剣に関しては会ってもいないもの」

「お前、考えて喋れよ!!」

皆のツッコミに、喜美はくるくると意味不明に回るだけだったので、駄目ねこれはと結論付けた。
まぁ、この調子だと全員元気という事で、表示枠に皆の調子のという表示に、全員にはい、変です! と書いておいた。

「まぁ、いいわ」

そして、表示枠を消して、そして何気ない仕草で、足を後ろに出し、その動作で腰を落とし、構える。
その行為で、何人かの生徒がハッという顔や態度になったので、その反応に良しと頷く。

「良し。反応はまぁまぁね。まぁ、戦闘系のはこれくらい反応してくれないと困るんだけどね。とりあえず、ルール説明はしておくわ。目的地である事務所までに私に攻撃を当てる事。それが出来たら───」

ちなみに事務所というのは所謂、ヤクザの所である。
何故、ヤクザの事務所に行くのかと言うと、そこのヤクザがオリオトライの住んでいた所を地上げして最下層に行きになり、その後色々とあって、ようはまぁ、生徒達は巻き込まれたのである。
でも、生徒というのは、つまり自分の物。つまりは、自由に使っていいのよねと考えているので、巻き込んだなんてそんな事は考えていないのよ。
一緒に楽しもうと思っているだけなのである。だけど、流石にそれではやる気が出ないのは、自分も学生の時に体験をしたので、ここは一つご褒美をやろうと思う先生である。

「出席点を五点あげる。学校の授業を五回もサボれるなんて素晴らしいと思わない?」

「先生! それはつまり、こっちの遠慮は無用ってことでよろしいんですね!」

「先生も容赦はしないけどねー」

「先生! 方法とかは、勿論、何でもありですよね! ズドンとか!」

「んー? いいけど、それをやられると先生、理性が保てるか自信がないわー」

「オリオトライ先生! 先生の体のパーツで、どこか触れたり、揉んだりしたら、減点されるところはあり申すか? または逆にボーナスポイントが出る所とかは……!」

「はっはっはっ、点蔵。あんただけ先に死にたいか?」

「じ、自分だけマジ返しで御座るか!?」

やっぱり、馬鹿は死な
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