第2部
スー
テンタクルスとの戦い
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ようとしている。そんな彼が私に感謝の意を伝えたことは、彼が人として、商人として一回り成長した証なのではないだろうか。
「ルカにお礼言われるなんて、初めてかもしれない」
「いや、そんなことないだろ!?」
そう言うと、二人して顔を見合わせ、ふふっと笑う。もうすっかりいつものルカに戻ったようだ。
「とりあえずお腹空いたし、ご飯でも食べる?」
「ホント、アネキって食べ物のことしか考えてないよな」
「なっ、何言ってんの? 私はルカのためにわざわざ……」
「はいはい。いーから行こうぜ」
ぶうたれる私の手を引いたルカは、昔から見慣れている生意気な顔をしながら私を食堂へと連れていったのだった。
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